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【3月4日の香港市場】

2016.03.04 18:20

 主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は前日比1.17%高の2万176.70ポイント、レッドチップ指数は1.89%高の3677.89ポイントと反発したほか、H株指数は4日続伸し、1.98%高の8557.69ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約1割増加し、概算で793億9900万HKドル。また、「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額は6900万元に過ぎず、前日と同じく1億元にとどかなかった。

 米国の利上げ観測が一段と後退したことを受け、前日の米国株市場は堅調に推移。原油相場も上昇した。これで世界的なリスクオンが継続し、週末の香港市場でも買いが先行。主要指数は寄り付きからプラス圏で推移し、概ね後場の中盤から上げ幅を広げた。ハンセン指数は再び2万ポイントの大台を回復。人民元の対米ドルレートがオンショア・オフショアともに元高に進んだことが好感された。また、今夜発表の米雇用統計や、明日の全国人民代表大会での李克強首相の政府活動報告を控え、期待感が広がり、押し目買いを勢い付かせた。

 年初来の世界的な株安に一服感が強まるなか、15年12月本決算で好業績が期待できる保険株に買いが入った。中国人寿保険(02628)が3.78%高、ライバルの平安保険(02318)が3.46%高。決算・配当発表のシーズンを控え、配当利回りが高い銀行株も好調。招商銀行(03968)が3.92%高、中国民生銀行(01988)が3.85%高、中国光大銀行(06818)が3.34%高などと、物色された。また、米国の利上げ観測の後退を受け、香港地場系の不動産株が上昇。長江地産(01113)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる5.31%高、恒基地産(00012)が3.54%高、九龍倉集団(00004)が3.48%高、信和置業(00083)が3.46%高。

 国家能源局が各省に対し再生可能エネルギー導入の数値目標を通知。その達成を強く求めたことから、新エネ・再エネ関連の銘柄が買い進まれた。華電福新能源(00816)が13.72%高、龍源電力(00916)が10.93%高、華能新能源(00958)が8.46%高、新疆金風科技(02208)が5.98%高など、特に風力発電業者が大きく値上がりした。

 一方で主力子会社の完全子会社化計画を手がかりに連騰していた華潤ビール(00291)だが、本日は利益確定売りに押されて3.69%安。ハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。また、遼寧省関連の銘柄が軟調。盛京銀行(02066)が1.98%安、瀋陽公共事業(00747)が1.31%安、瀋機集団昆明機床(00300)が1.00%安。遼寧省の前党委書記が紀律違反で失脚したことにともない、警戒感が広がったようだ。(中国部・畦田)
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