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【3月15日の中国本土市場】

2016.03.15 17:04

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.17%高の2864.36ポイント、A株指数が0.17%高の2997.51ポイントと、小幅に3日続伸した。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.15%安の358.09ポイントだった。深セン市場はいずれも反落し、A株指数が0.93%安の1808.01ポイント、B株指数が0.29%安の1097.55ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約15%減少し、概算で4279億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は1億700万元の買い越しだった。

 上海総合指数は昨日の反動もあり、小安く寄り付いた。戻り売りに押され、前場にかけて下げ幅を拡大。後場は安値圏から始まったが、中盤で下げ幅を一気に縮小。取引終了間際に上げに転じた。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落したが、3割に満たなかった上昇銘柄に大型株が多く、これが上海総合指数の小幅高につながった。こうした相場だっただけに、政府による買い支えを指摘する声も出ている。一方、深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」を中心に、全体の6割半の銘柄が下落した。

 上海A株市場では、昨日軟調だった銀行株の一角が上げに転じ、上海総合指数の上昇に寄与。なかでも地方銀行や中堅銀行の上昇が目立ち、北京銀行(601169.SS)が3.40%高、交通銀行'A'(601328.SS)が2.55%高、興業銀行(601166.SS)が2.53%高、中信銀行'A'(601998.SS)が1.89%高、中国民生銀行'A'(600016.SS)が1.55%高。四大国有銀行株は軟調な銘柄の方が多かった。このほかでは保険株、電力株、水利株などの上昇が目立った。

 上海B株市場は全体の6割の銘柄が下落。こうしたなか昨日に続いて純粋B株の一角が堅調で、上海凌雲実業(900957.SS)が2.14%高となり、2日連続で上昇率1位だった。深センB株市場の下落銘柄は全体の7割に上った。(中国部・千原)

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