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【3月29日の香港市場】

2016.03.29 17:49

 主要指数はハンセン指数が前営業日比0.10%高の2万366.30ポイント、H株指数が0.29%高の8726.93ポイントと、小幅ながらも4営業日ぶりに上昇した。一方でレッドチップ指数は5日続落し、0.79%安の3650.58ポイント。メインボードの売買代金は連休前に比べ約4%減少し、概算で600億6700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は4億9800万元の買い越しだった。

 イースター連休明けの香港市場は概ね神経質な地合いに終始。前日のニューヨークWTI原油先物は産油国同士の生産調整に懐疑的な見方が強まって続落すると、これが香港市場でもリスクオフの圧力につながった。石油、不動産株などが軟調で、レッドチップ指数は下げ幅を拡大。また、上海A株市場が本日も調整したことでA・H重複上場株の多くが連れ安し、これがハンセン、H株の両指数の重しになった。それでも、人民元高や、個別企業の決算などを手がかりに主力銘柄の一角が買い支えられ、両指数はもみ合いながらも僅差でプラス引けした。

 最新のマカオの就業統計が堅調な内容になったことを受け、地場系のカジノ株が上昇。サンズチャイナ(01928)が3.65%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位になったほか、MGMチャイナ(02282)が3.13%高、銀河娯楽(00027)が2.46%高と買われた。本日も上場企業の決算発表が集中。自動車大手のBYD(01211)は大幅増益となった15年12月本決算に加え、16年1-3月期も好業績が続く見通しであり、4.93%高だった。同じ広東省の自動車大手である広州汽車(02238)も好業績が織り込まれ、3.09%高。

 また、建設大手の中国交通建設(01800)が増収増益の決算内容や増配を手がかりに、5.32%高。これが同業他社への業績期待も高め、ライバルの中国中鉄(00390)が3.24%高、中国鉄建(01186)が2.57%高と買われた。個別では港湾株の大連港(02880)が急伸して20.13%高。本決算は減益に終わったが、手厚い期末配当がサプライズとなり、香港が休場中に同社A株が連騰。これにさや寄せする形になった。

 一方で原油安を受け、中国石油天然気(00857)が2.91%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。石炭最大手の神華能源(01088)も厳しい決算内容を受けて2.25%安に沈んだ。また、中国の都市部で地方政府による不動産引き締めの動きがでてきており、華潤置地(01109)が2.60%安、中国海外発展(00688)が1.44%安など、本土系不動産株が下落。ビール大手の青島ビール(00168)は減収減益の本決算や減配が嫌気され、2.23%安と低迷した。(中国部・畦田)
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