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【4月1日の香港市場】

2016.04.01 17:58

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は前日比1.33%安の2万498.92ポイントと続落した。H株指数は4日ぶりに急反落し、1.78%安の8842.86ポイント。レッドチップ指数は1.90%安の3700.15ポイントと、3日ぶりに大幅反落した。メインボードの売買代金は前日比で約8%減少し、概算で652億9200万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額も1億5100万元にとどまった。

 米雇用統計の発表を控えてリスク回避の意識が広がり、前日の米国株市場ではダウ平均が小幅に下落。さらに米大手格付け機関が中国国債の格付け見通し(アウトルック)を引き下げたこともあり、週末の香港市場は利益確定売りに押された。主要指数は前場で下げ幅を拡大。後場も安値圏で低迷し、ハンセン指数は節目の2万500ポイントを割り込んで引けた。朝方に発表された3月のCFLP製造業PMIが8カ月ぶりに景気判断の目安となる50を回復。これにより中国経済の減速懸念は和らいだものの、国債格下げの見通しや、日銀短観下振れによる日本経済の先行き不透明感などが加わり、利益確定の流れは変わらなかった。

 米大手格付け機関が中国の政府機関に加え、大型国有企業の格付け見通しを引き下げた。これが利益確定の材料になり、対象になった石炭最大手の神華能源(01088)が4.09%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率2位。同じく対象となった石油大手3社も、中国海洋石油(00883)が3.16%安、中国石油天然気(00857)が1.74%安、中国石油化工(00386)が0.58%安に沈んだ。

 また、保険セクターも全般的にさえず、中国人寿保険(02628)が3.23%安、太平洋保険(02601)が3.10%安、平安保険(02318)が2.69%安。銀行株は業績鈍化や減配などが引き続き売り材料になり、中国光大銀行(06818)が4.77%安、中国工商銀行(01398)が2.76%安、中国民生銀行(01988)が2.62%安、交通銀行(03328)が1.56%安。本土系以外ではマカオのカジノ株が安い。3月の弱いカジノ収入統計が嫌気され、サンズチャイナ(01928)が4.74%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。

 一方で中国のトラックメーカーである中国重汽(03808)が5.49%高。15年12月本決算は減益となったが、悪材料出尽くしから買われた。北京発展(香港)(00154)は再編によりゴミ発電会社として事業規模を拡大させ、本決算でも大幅な増収益を達成。8.23%高と買い進まれた。(中国部・畦田)
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