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安徽水利、親会社の全体上場計画の詳細

2016.04.27 12:06

 安徽水利(600502.SS)は27日、親会社の安徽建工集団有限公司(建工集団)による全体上場計画の詳細を明らかにした。安徽水利は新株を発行して安徽水利建築工程総公司(水建総公司)から建工集団を全資産・負債を買収し、最終的に吸収合併することが計画の柱。買収総額は30億1088万6500元を予定し、安徽水利は1株あたり11.18元で対価株を水建総公司に割り当てる。

 さらに、安徽水利は従業員持ち株会や複数の機関投資家などを対象に増資を実施し、最大17億8800万元を調達する計画。調達資金は建設機械の新規購入やPC(プレキャスト鉄筋コンクリート)工法のプロジェクト、研究施設の新設、情報システムの拡充などに充てるという。一連の再編を通じて建工集団の全体上場を実現させ、グループ全体での収益力の拡大やシナジー効果の発揮を目指す。

 建工集団は安徽省で最も早くできた総合建設会社の一つで、2015年末時点の純資産は9億1782万2300元。同年の売上高は332億1049万9100元、純利益は5億1214万700元だった。

 対価株と増資の発行価格はいずれも11.18元を予定し、一連の再編を通じて計3億4376万4700株(再編後の発行済み株数の39.26%)の新株を発行する見通し。新株には最大36カ月のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。再編後、水建総公司は名義筆頭株主として、安徽水利の株式30.75%を保有することになる。

 今回の情報開示のため、同社株は2015年10月20日に売買停止となったが、2016年4月27日に取引を再開した。

(同件につきましては、2016年4月12日付「親会社が全体上場を計画」をご参照ください)
 
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/04/27)

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