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【4月28日の中国本土市場】
2016.04.28 17:24
主要指数はそろって小幅に続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.27％安の2945.58ポイント、A株指数が0.27％安の3082.50ポイント、B株指数が0.18％安の368.37ポイント。深セン市場はA株指数が0.11％安の1960.40ポイント、B株指数が0.39％安の1119.03ポイント。両市場の売買代金は前日に比べわずかに増加し、概算で4314億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は買い越しに転じ、買越額は1億5200万元だった。
上海総合指数は寄り付きから一進一退だったが、前場の中盤から下げ幅が拡大。日本銀行の金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まると、東京市場が大幅安となり、外国為替市場では円高が一気に進んだ。このニュースは中国本土でも大きく取り上げられ、投資家心理が悪化。上海総合指数は後場で一段安となり、2900ポイント割れも意識された。しかし、後場の中盤に入ると下げ幅を縮め、小幅安まで戻した。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。深セン市場の下落銘柄は全体の5割だった。
上海A株市場では16年1－3月期決算が大幅な増収増益となった銘柄が大幅高。上海華キン（600621.SS）がストップ高だったほか、広深鉄路'A'（601333.SS）が4.73％高。15年12月本決算を発表した銘柄では、南京銀行（601009.SS）が3.99％高。増収増益だったことに加え、株式分割（無償交付）の計画を明らかにしたことが買い材料となった。セクター別では、時価総額の大きな銀行株が総じて堅調。保険株、証券株、鉄鋼株などが軟調。石炭株や自動車株はまちまちだった。
上海B株市場の下落銘柄は全体の6割あまりに上った。老鳳祥（900905.SS）は16年1－3月期決算が減収減益だったことを嫌気し、下落率1位の2.08％安だった。こうしたなかメーデー連休が近づき、観光株が堅調。黄山旅行開発（900942.SS）は16年1－3月期決算が大幅増益となったこともあり、上昇率1位の1.59％高。ホテル経営の上海錦江国際酒店発展（900934.SS）が同2位の1.27％高だった。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落した。「*ST」特別処理が適用されたばかりの*ST瓦房店ベアリング（200706.SZ）が3.03％安と続落し、2日連続で下落率1位だった。（中国部・千原）
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