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【5月19日の香港市場】

2016.05.19 18:07

 主要指数はいずれも続落。ハンセン指数は前日比0.66%安の1万9694.33ポイント、H株指数は0.69%安の8243.20ポイント、レッドチップ指数は1.12%安の3466.17ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約5%減少し、概算で555億9400万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は10億4200万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、ダウ平均が小幅に続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表され、経済指標しだいで6月に利上げが決定されるとの認識が明らかとなり、相場の重荷となった。金融マーケットでは米ドル金利が上昇し、外国為替市場では米ドル高が進んだ。米ドル金利の上昇を受け、香港からの資金流出懸念が再燃。香港市場の主要指数は低く寄り付き、概ねマイナス圏での値動きに終始した。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られたが、なかでも台湾系食品株の下げが目立った。康師傅(00322.HK)が3.60%安となり、2日連続で下落率1位。中国旺旺(00151.HK)は同2位の2.52%安だった。同じ台湾系食品株の統一企業中国(00220.HK)が大手投資銀行の買い推奨リストから除外されて6.49%安となり、これに連れ安したもようだ。また、昨日の取引終了後に16年1-3月期決算を発表したテンセント(00700.HK)が、下落率3位の2.42%安。業績は好調だったものの、すでに期待感から上げ幅を積み重ねていたことから、利益確定売りに押された。決算発表を受けてのアナリストの評価は、まちまちだった。

 一方、HSBC(00005.HK)が上昇率1位の3.20%高。本日が配当の権利落ち日だったことに加え、ダグラス・フリント会長がフォーラムの席上で、海外から中国本土の債券への投資を可能とする「債券通」スキームを提唱し、これも追い風となったもようだ。それによると、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想がインフラ建設関連の債券に対する需要を高めると予想したうえで、西側世界と中国本土をつなぐ架け橋という香港のポジションを利用すべきと提唱した。これに追随するかのように、香港のオフショア人民元業務に強い中銀香港(02388.HK)が、上昇率2位の1.60%高だった。

 そのほかの銘柄では、16年1-3月期決算で赤字縮小となった冠捷科技(00903.HK)が4.83%高。本日上場した雅迪集団(01585.HK)は、公募価格に比べ23.25%安で引けた。(中国部・千原)

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