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【5月23日の香港市場】

2016.05.23 18:36

 主要指数はハンセン指数が前営業日比0.21%安の1万9809.03ポイント、レッドチップ指数が0.24%安の3496.84ポイントと、小幅に反落した。一方でH株指数はかろうじて続伸し、0.05%高の8308.21ポイント。メインボードの売買代金は先週末に比べ17%減少し、概算で437億5700万HKドル。今年初めて500億HKドルを割り込む薄商いだった。「港股通」(上海経由の香港株投資)は9億9900万元の買い越し。

 G7財務相・中央銀行総裁会議で特段の成果がなかったほか、英国のEU離脱リスクも意識され、週明けの香港市場は神経質な地合いだった。割安感や上海株の上昇を背景に前場のハンセン指数は概ね小高く推移したが、後場半ばからはマイナス圏でのもみ合いが続いた。特段の買い材料がない一方で、米国の金融政策や中国の景気動向など不確定要因は事欠かず、全般的に様子見ムードが鮮明だった。

 先週20日に台湾の蔡英文政権が正式に発足。これによる中台の経済交流の低迷が警戒され、台湾系企業の株価がさえない。食品大手の康師傅(00322)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる3.30%安、中国旺旺(00151)が1.64%安。靴メーカーの裕元工業(集団)(00551)が2.21%安、EMS大手の富智康集団(02038)も0.76%安。マカオのカジノ株も低迷し、銀河娯楽(00027)が2.25%安、サンズチャイナ(01928)が0.90%安。

 さらに足元の香港経済の低迷に加えて、先週の張徳江・全人代委員長の香港訪問でも特段の好材料がなかったことから、香港地場系銘柄が概ね軟調。不動産大手の長江地産(01113)が1.30%安、大手商社の利豊(00494)が1.20%安、地場銀大手の恒生銀行(00011)が0.96%安。同行を傘下に置くHSBC(00005)は英国のEU離脱リスクを材料に1.02%安に沈み、ハンセン指数の足を引っ張った。

 一方で本土系銘柄の一角は堅調だった。非鉄大手の洛陽欒川(03993)はすでに明らかにしている大規模な海外買収の資金を調達するため、A株増資の計画を発表。これが刺激材料になり、5.29%高で引けた。コンテナ製造大手の中国国際コンテナ(02039)は配当狙いの買いが入り、4.25%高。また、四大国有銀行株がA株に連れ高。中国建設銀行(00939)が1.09%高、中国銀行(03988)が0.66%高、中国農業銀行(01288)が0.37%高、中国工商銀行(01398)が0.25%高となり、H株指数の上昇を支えた(中国部・畦田)
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