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【5月31日の中国本土市場】

2016.05.31 17:27

 主要指数はいずれも大幅高。上海A株は大幅に続伸し、その他も急反発した。上海市場は上海総合指数が前日比3.33%高の2916.61ポイント、A株指数が3.33%高の3052.77ポイントだったが、B株指数は4.21%高の348.66ポイント。深セン市場はA株指数が3営業日ぶりに急反発し、4.09%高の1958.70ポイント。B株指数は2.41%高の1070.79ポイントと反発した。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約9割も急増。概算で6316億元に達し、今月2番目の大商いになった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)での買いもさらに膨らみ、買越額は37億7100万元に増加した。

 本日の本土市場は値下がりが10銘柄あまりにとどまり、全面高で引けた。上海総合指数は朝方に急伸すると、前場で2900ポイントを視野に入れる展開。そして後場でさらに上げ幅を広げ、約3週間ぶりに2900ポイントを回復して取引を終えた。現地では本日の大幅高の背景として、◇中国企業が発行する複数のADR(米国預託証券)をMSCIが完全に組み入れると決めたことを受け、6月の定例見直しでMSCI新興国株価指数の構成銘柄にA株が正式採用されるとの観測が一段と高まった、◇前日の「滬股通」の買越額に加え、RQFII(人民元適格海外機関投資家)が組成した投資信託への申込額が膨らんだことを受け、A株に対する海外勢の旺盛な投資意欲が意識された、◇前日のニューヨークWTI原油先物が反発したほか、本日の東京などアジア各国の市場も上昇するなど、外部環境が改善した、◇上海総合指数はすでに6週連続で下落しており、優良株を中心に値ごろ感が鮮明だった―――ことなどが挙げられている。複数の好材料が重なり、個人の投資マインドが改善した。

 「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)の正式発表も近いとの観測も加わり、証券セクターが急騰。東興証券(601198)と東呉証券(601555)がストップ高となったほか、大手の中信証券'A'(600030)が7.14%高、国泰君安証券(601211)が6.11%高、海通証券'A'(600837)が5.59%高。業界再編や国家備蓄制度による恩恵などを期待し、レアアース関連の銘柄も急伸。北方稀土(600111)や廈門タングステン(600549)がストップ高となった。IT・ソフトウエア業界の大型フォーラムの開催などを手がかりに、ITセクターも動意付いた。

 B株市場もA株に連れ高となり、上海B株は全面高。特に純粋B株が急騰し、上海匯麗建材(900939)と大化集団大連化工(900951)がストップ高となった。深センB株も幅広い銘柄が買い進まれ、神州長城(200018)が7.31%高で上昇率1位。一方で中魯遠洋漁業(200992)が1.47%安、皇庭国際(200056)が1.10%安と、B株市場で数少ない値下がり銘柄となった。(中国部・畦田)
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