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【6月2日の香港市場】

2016.06.02 17:55

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は反発し、前日比0.47%高の2万859.22ポイント。H株指数は5日続伸し、0.55%高の8756.38ポイント。レッドチップ指数は7日ぶりに小反落し、0.11%安の3614.52ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約11%減少し、概算で579億1800万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は14億2900万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、ダウ平均が小反発。5月のISM製造業景況感指数が市場予想を上回ったことが手がかりとなった。外部環境は好転したが、米雇用統計の発表を週末に控え、本日の香港市場は様子見ムードが強かった。主要指数は前日終値を挟んで一進一退。ハンセン指数とH株指数は前日比プラスで終了したが、レッドチップ指数は大型の構成銘柄が重荷となり、小幅安で引けた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日軟調だった内需株の反発が目立った。蒙牛乳業(02319.HK)は上海ディズニーランドとの提携をアナリストがポジティブに評価したこともあり、上昇率1位の6.26%高。昨日の下落率3位だった康師傅(00322.HK)も反発し、本日は上昇率2位の3.64%高だった。このほか香港系や本土系の幅広い銘柄が買われた。日本が消費増税を延期し、追加の金融緩和も打ち出される可能性が低下したとの見方が広がり、円高が急伸。これで東アジアの通貨バランスが調整に向かい、香港ドルやオフショア人民元(CNH)が米ドルに対して上昇し、これも香港市場の追い風となったもようだ。

 一方、聯想集団(00992.HK)が下落率1位の4.00%高。同社の株式を米グーグルが売却したと伝わり、これが悪材料となった。昨日は上昇率1位だった中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)は反落し、下落率3位の0.92%安。昨日の下落率2位だった招商局国際(00144.HK)は続落し、本日は0.69%安。テンセント(00700.HK)は本日も利益確定売りに押され、0.11%安だった。

 そのほかの銘柄では、重慶鋼鉄(01053.HK)が27.67%高。同社をめぐる重大事項を重慶市国有資産監督管理委員会が計画しており、収益力強化に向けた再編への期待が高まったもようだ。龍光地産(03380.HK)はA株への裏口上場計画を発表し、寄り付きで10.34%高となったが、すぐに売りに押され、3.06%高で引けた。(中国部・千原)

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