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【6月21日の香港市場】

2016.06.21 18:35

 主要指数は3営業日連続で上昇。ハンセン指数は前日比0.77%高の2万668.44ポイント、H株指数は0.75%高の8704.40ポイント、レッドチップ指数は0.78%高の3545.24ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約2%減少し、概算で539億800万HKドルだった。一方で「港股通」(上海経由の香港株投資)では買いが活発で、買越額は25億1400万元に拡大。

 英国の国民投票でEU(欧州連合)残留支持派がやや優勢との見方が強まると、前日の欧米株市場はいずれも上昇。ニューヨークWTI原油先物も再び50ドルの高値に迫った。外部環境の改善が進んだことで、本日の香港市場でも引き続き買いが優勢。ハンセン指数は堅調に推移した。一方で一部調査では依然として離脱派優勢との結果も出ており、様子見ムードも強い状況。主要指数の上げ幅は限られ、薄商いが重しになった。

 原油相場の上昇を追い風に三大石油株が続伸。中国海洋石油(00883.HK)が2.45%高で昨日に続いてハンセン指数構成銘柄の上昇率2位となったほか、中国石油化工(00386.HK)が同4位の2.06%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.56%高。李克強首相の銀行視察が伝わり、政策関連の思惑買いが銀行株に入った。中国工商銀行(01398.HK)が2.14%高、中国銀行(03988.HK)が1.00%高、中国建設銀行(00939.HK)が0.77%高、交通銀行(03328.HK)が0.39%高。

 また、英国のEU離脱リスクがある程度後退したことで、世界経済の先吹き不透明感が和らいだ。これを受けて外需関連株が概ね上昇。特に廈門国際港務(03378.HK)が3.49%高、天津港発展(03382.HK)が1.86%高、招商局国際(00144.HK)が1.80%高など、港湾セクターが堅調だった。

 このほか、証券当局が7月1日に「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)の導入を正式発表するとの観測が伝わり、深センA株に重複上場するH株銘柄が上昇。浙江世宝(01057.HK)が4.24%高、中聯重科(01157.HK)が2.50%高、BYD(01211.HK)が2.22%高、海信科龍電器(00921.HK)が1.91%高だった。

 一方で前日にハンセン指数構成銘柄の上昇率1位だった電能実業(00006.HK)だが、本日は0.74%安で下落率2位に後退。親会社の長江基建集団(01038.HK)も0.54%安とさえない。韓国系カメラメーカーの高偉電子(01415.HK)は中間決算の大幅減益見通しを手がかりに、6.71%安に沈んだ。(中国部・畦田)

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