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【6月29日の香港市場】

2016.06.29 18:04

 主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は4日ぶりに反発し、前日比1.30%高の2万436.12ポイント。H株指数は反発し、0.41%高の8571.44ポイント。レッドチップ指数は5日ぶりに反発し、1.56%高の3523.14ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約3%減少し、概算で635億7800万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は22億5800万元の買い越しだった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。英国のEU(欧州連合)離脱問題という悪材料が概ね消化され、欧州株などが上昇したことを好感したもようだ。外部環境の好転を受け、ハンセン指数とレッドチップ指数は高く寄り付き、その後も堅調に推移した。H株指数は構成銘柄の一角が大きく下げた影響で、前場の中盤から小幅安で推移したが、終盤で上げに転じた。

 ハンセン指数の構成銘柄は全面高。昨日に続いて本土系内需株の上昇が目立った。康師傅(00322.HK)が上昇率1位の4.31%高、百麗国際(01880.HK)が同3位の3.50%高。香港系の不動産株も堅調で、長江地産(01113.HK)が3.47%高、恒基地産(00012.HK)が3.28%高、新鴻基地産(00016.HK)が3.00%高。英国のEU離脱問題を受けて米国の利上げがさらに遠のいたという見方が強まり、香港ドルの上昇が続いていることが追い風となったほか、香港政府が7-9月期の土地供給計画を発表したことが材料視された。一方、昨日の下落率1位だった恒安国際(01044.HK)は反発したものの、0.07%高にとどまった。

 そのほかの銘柄では、非公開化(上場廃止)に向けた公開買付(TOB)が計画されている万達商業地産(03699.HK)が6.10%安となり、H株指数の重荷となった。TOBの提示価格について大株主が不満を示しているというニュースを外電が伝え、これが嫌気された。TOB計画が白紙撤回となれば、提示価格の52.80HKドル付近にあった株価が大きく下げる可能性が高いことから、利益確定売りが広がった。(中国部・千原)

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