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【2月17日の香港市場】

2017.02.17 17:58

主要指数はそろって下落。ハンセン指数が前日比0.30%安の2万4033.74ポイント、H株指数が0.90%安の1万360.13ポイントと、3日ぶりに反落した。レッドチップ指数は大幅に続落し、1.34%安の3863.10ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約2割減少し、概算で862億9600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が2億2700万元、深セン経由が2億6500万元だった。

 高値更新を続ける米国株市場だが、前日は過熱感が意識され、上値が重い展開となった。これにより、足元堅調な香港株
市場でも週末要因を背景に、利益確定の動きが活発化。主要指数は軟調な値動きに終始した。香港地場系銘柄が支えとなり、ハンセン指数はかろうじて2万4000ポイントを維持。一方でA株市場が調整したこともあり、本土系銘柄の多くが反落。H株とレッドチップの両指数は下げ幅を広げた。

 多くの銀行が住宅ローン金利を引き上げていることが伝わり、本土系不動産株が軟調。広州富力地産(02777.HK)が3.49%安、中国海外発展(00688.HK)が2.47%安、万科企業(02202.HK)が1.22%安、碧桂園控股(02007.HK)が1.11%安など、主だったデベロッパーが値下がりした。足元上昇していた銀行セクターに利益確定売りがみられ、交通銀行(03328.HK)が2.38%安、中国銀行(03988.HK)が1.98%安、中国建設銀行(00939.HK)が1.55%安。香港地場系では東亜銀行(00023.HK)が2ケタ減益の本決算を受けて4.05%安となり、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。

また、前日に続いてエレクトロニクス大手の聯想集団(00992.HK)が3.68%安と続落。直近の減益決算に加え、スマホ部品調達環境の悪化を経営トップが示したことも嫌気された。同じくスマホ端末を生産する酷派集団(02369.HK)が3.79%安、中興通訊(00763.HK)が1.44%安。このほか、カジノセクターの一角が低迷。MGMチャイナ(02282.HK)は減収の本決算を受けて3.41%安で引けた。

 一方で香港鉄路(00066.HK)が1.12%高、香港中華煤気(00003.HK)が0.94%高、長江基建集団(01038.HK)が0.79%高など、香港地場系の公益株がしっかり。香港に本社を構える保険大手のAIA(01299.HK)は大手投資銀行による買い推奨の継続を手がかりに、3.37%高で引けた。本土系では衛生用品大手の恒安国際(01044.HK)が5.45%高と反発し、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。アナリストによる投資判断の引き上げが手がかりになった。また、上海市政府による国有企業改革の進展を織り込み、一部の地元政府系企業が上昇。流通大手の聯華超市(00980.HK)が13.78%高と急騰した。(中国部・畦田)

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