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【2月20日の香港市場】

2017.02.20 18:06

 主要指数は小幅ながらも反発した。ハンセン指数が前営業日比0.46%高の2万4146.08ポイント、H株指数が0.82%高の1万445.48ポイント。レッドチップ指数は3日ぶりに上昇し、0.87%高の3896.80ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末比で約1割減少し、概算で781億600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が10億4700万元、深セン経由が4億5200万元だった。

 先週末の米国株市場はトランプ政権による大規模減税策への期待感が高値警戒感をわずかに上回り、ダウ平均が小幅ながらも最高値を更新。これを受け外部環境は引き続き良好であり、週明けの香港株市場でも買いが優勢となった。国内外の証券会社が香港株への強気の見通しを相次いで示し、投資家心理の改善に寄与。主要指数は堅調に推移した。需給改善を織り込んで本日のA株市場が堅調だったことから、本土系銘柄の多くが上昇。これによりH株、レッドチップの両指数の上げ幅はハンセンよりもやや大きかった。一方で20日の米国市場が祝日のため休みになることから海外投資家の動きは鈍く、全般的に上値の重さもみられた。

 本土系銀行株が反発し、指数上昇に寄与。一部銀行の預金準備率の引き下げが織り込まれ、交通銀行(03328.HK)が2.28%高、招商銀行(03968.HK)が1.67%高、中国銀行(03988.HK)が1.51%高、中国民生銀行(01988.HK)が0.77%高だった。石油輸出国機構(OPEC)の協調減産が順調であることから、原油相場の先高感が継続。中国石油化工(00386.HK)が1.48%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.15%高、中国海洋石油(00883.HK)が0.53%高と、三大石油株が買われた。

 また、流通大手の一角が上昇。聯華超市(00980.HK)は親会社の上海百聯集団(900923.SS)と大株主のアリババ・グループによる戦略提携の合意が好感され、7.76%高と買い進まれた。もっとも、ハイパーマーケット最大手の高キン零售(06808.HK)は先週末に電子商取引大手との提携観測で急騰した反動もあり、本日は13.21%安と急反落。蘇寧雲商(002024.SZ)との交渉は認めたものの、現時点ではアリババやテンセント(00700.HK)との具体的交渉がないことが嫌気された。上海市政府が新たなエコ自動車の普及策を検討中と伝わり、長城汽車(02333.HK)が6.36%高、吉利汽車(00175.HK)が3.91%高、広州汽車(02238.HK)が3.61%高と、自動車大手が値上がりした。

 一方でマカオ関連の銘柄が総じて軟調。信徳集団(00242.HK)は本決算の赤字転落見通しを受けて1.08%安に沈んだ。澳門博彩控股(00880.HK)が2.07%安、ウィンマカオ(01128.HK)が1.44%安など、カジノ事業者も低迷。MGMチャイナ(02282.HK)は減収減益の本決算を受けてアナリストが目標株価を引き下げ、1.13%安となった。(中国部・畦田)

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