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【2月24日の香港市場】

2017.02.24 18:06

 主要指数はそろって続落。ハンセン指数は前日比0.61%安の2万3965.70ポイント、H株指数は0.97%安の1万418.66ポイント、レッドチップ指数は0.47%安の3888.45ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ2%減少し、概算で804億3500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が5億7200万元、深セン経由が3億6900万元だった。

 ニューヨーク市場は約30年ぶりにダウ平均が10日続伸。トランプ政権の経済政策に対する期待が根強く、10日連続で過去最高値を更新した。本日の香港市場は主要指数が前日終値付近で寄り付いたが、週末を控えて米国市場の過熱感が一段と警戒されたほか、朝方から軟調だった上海市場の動きが嫌気され、中国本土系の銘柄を中心に売りが広がった。ハンセン指数とH株指数は朝方にかけて下げ幅を拡大。ハンセン指数は前場の中盤で2万4000ポイントを割り込んだ。後場は大台を挟んで一進一退となり、3日ぶりに終値で2万4000ポイントを割った。H株指数もさえない値動きとなり、本日の安値付近で終了。レッドチップ指数は朝方こそ前日終値を挟んでもみ合ったが、その後はマイナス圏での値動きに終始した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が後場で上げ幅を広げ、上昇率1位の2.89%高。上海に上場する親会社の中国聯合網絡通信(600050.SS)が混合所有制改革を手がかりに後場で急伸し、思惑買いが入ったもようだ。昨日は軟調だった聯想集団(00992.HK)が反発し、本日は上昇率3位の1.93%高だった。また、米国の長期金利が低下したことで、香港からの資金流出に対する警戒感が後退。これを好感し、香港系不動産株が買われ、信和置業(00083.HK)が上昇率4位の1.36%高、新世界発展(00017.HK)が同5位の0.79%高。香港系インフラ株も買われ、長江和記(00001.HK)が上昇率2位の2.16%高だったほか、香港中華煤気(00003.HK)が0.67%高、長江基建集団(01038.HK)が0.47%高だった。

 一方、本土系の銀行株、保険株、石油株、不動産株のほか、消費関連株の下落が目立った。AIA(01299.HK)は16年11月本決算が大方の予想を上回ったが、材料出尽くし感から0.61%安となった。HSBC(00005.HK)は米国の長期金利低下を嫌気し、0.78%安だった。

 そのほかの銘柄では、大幅増益の16年12月中間決算を発表した玖龍紙業(02689.HK)が4.72%安。事前に業績見通しを発表し、すでに好業績が株価に織り込まれていたことから、本日は利益確定売りに押された。東風汽車集団(00489.HK)は2.69%高。仏プジョーとの合弁事業の業績が大方の予想を上回り、目標株価を引き上げられたことが材料視された。

 一方、吉利汽車(00175.HK)は3.62%安。割高感を理由に投資判断を引き下げられたことが嫌気された。ただ、経営自体は高く評価され、目標株価は上方修正されている。国美電器控股(00493.HK)は続伸し、2.72%高。業績が底打ちしたと予想するアナリストが投資判断と目標株価を引き上げたことが追い風となった。(中国部・千原)

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