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【5月19日の香港市場】

2017.05.19 18:23

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は4日ぶりに小反発し、前日比0.15%高の2万5174.87ポイント。H株指数は小幅に4日続落し、0.03%安の1万267.39ポイントだった。レッドチップ指数は3日ぶりに反発し、0.45%高の3967.82ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約24%減少し、概算で701億2300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が25億8400万元、深セン経由が4億8700万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。前日の急落を受け、買い戻す動きが広がった。外部環境がやや好転するなか、香港市場の主要指数は明暗が分かれた。H株指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退。時価総額の大きな銀行株や石油株が重荷となり、小幅安で終了した。レッドチップ指数は前場の中盤から安定的に推移。不動産株、自動車株、通信株に支えられ、3日ぶりに反発した。ハンセン指数も前場の中盤からIT(情報技術)株などに支えられたが、本土系の大型株が重荷となり、小幅高にとどまった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、テンセント(00700.HK)が1.90%高となり、2日連続で上昇率2位。モバイルゲーム事業などの急成長を背景に、17年1-3月期決算が市場予想を大幅に上回ったことが、引き続き好感された。また、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)の推進にともない人民元の国際化が進むとの思惑から、中銀香港(02388.HK)が上昇率1位の2.08%高だった。

 本土系不動産株がそろって上昇。中国海外発展(00688.HK)が1.35%高、華潤置地(01109.HK)が1.19%高となり、上昇率3~4位に並んだ。4月の住宅価格について、大都市や主要都市では伸び悩んだが、地方都市などでは上昇幅が広がったと国家統計局の関係者が発言し、これが材料視されたもようだ。そのほかでは、昨日軟調だった本土系の保険株やマカオのカジノ株が反発した。

 一方、昨日まで続伸していた香港鉄路(00066.HK)が反落し、本日は下落率1位の3.81%安。配当の権利落ち日を迎えたなか、利益確定売りに押された。下落率2位は中電控股(00002.HK)の1.36%安。売却した豪州のガスプラントをめぐり、性能に関する契約の記述に問題があるとして、買い手が10億オーストラリアドル近くに上る賠償金を求める訴訟を起こし、これが嫌気された。このほか、本土系の石油株、銀行株などが軟調だった。

 そのほかの銘柄では、阿里健康(00241.HK)が11.14%高。中国最大のB2Cオンラインショッピングサイト「天猫」(Tモール)の健康食品事業をアリババ・グループから買収すると発表し、これを好感した。

 中国が南シナ海でメタンハイドレードの試掘に成功したことを受け、海隆控股(01623.HK)が16.91%高、中石化石油工程技術服務(01033.HK)が8.66%高、中海油田服務(02883.HK)が3.50%高など、関連しそうな銘柄が物色された。国土資源部の発表によると、5月10日から水深1266メートルの海底の下203~277メートルで試掘を開始し、昨日まで8日連続でガスを安定生産。日平均の生産量は1万6000立方メートルに上り、目標を達成したという。(中国部・千原)

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