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【9月25日の中国本土市場】

2017.09.25 16:56

 主要指数はそろって下落。上海市場はいずれも3日続落し、上海総合指数が前営業日比0.32%安の3341.54ポイント、B株指数が1.01%安の354.20ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日続落し、1.25%安の1万930.67ポイント。B株指数は続落し、0.80%安の1176.16ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約4%減少し、概算で4685億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は18億3400万元の売り越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は1億5700万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は低く寄り付き、前場の中盤で3350ポイントまで戻したものの、その後は再び下げ幅を広げ、前場の終了間際に本日の安値を付けた。後場は3340ポイントを挟んでの小動きとなった。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割あまりの銘柄が下落。国慶節連休が近づいていることもあり、両市場合計の売買代金は2営業日連続で5000億元を下回った。また、米国と北朝鮮の対立が激しさを帯び、投資家心理が悪化した。

 上海A株市場の主力セクターでは、銀行株がまちまちだったものの、時価総額の大きな四大国有銀行株はいずれも堅調。中国工商銀行'A'(601398.SS)が2.17%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.58%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.28%高。中国銀行'A'(601988.SS)が0.95%高。二大石油株や保険株も堅調で、こうした大型株が上海総合指数の下げ幅縮小に寄与した。週末に重慶市や湖南省長沙市が住宅価格の新たな抑制政策を発表し、不動産株が軟調。華遠地産(600743.SS)が7.17%安、信達地産(600657.SS)が7.15%安、保利房地産(600048.SS)が6.54%安だった。

 上海B株市場の下落銘柄は全体の9割に上った。深センB株市場は全体の8割近くに上る銘柄が下落した。(中国部・千原)
 
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