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【1月18日の中国本土市場】

2018.01.18 16:58

 主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって3日続伸し、上海総合指数が前日比0.87%高の3474.75ポイント、B株指数が0.42%高の346.34ポイントだった。深セン市場はいずれも反発し、深セン成分指数が0.14%高の1万1319.90ポイント、B株指数が0.53%高の1210.89ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約21%減少し、概算で4848億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は13億6000万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も6億3400万元の買い越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は高く寄り付き、その後も堅調に推移。本日の高値付近で引けた。上海市場は上昇銘柄の方がやや多かった。時価総額の大きな銘柄が引き続き堅調で、上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.98%高となり、15日続伸を記録。上昇率は上海総合指数を上回った。深セン市場は小型株を中心に下落銘柄の方が多かったものの、大型株に支えられ、深セン成分指数は上昇した。一方で創業板指数は0.23%安となった。

 上海A株市場の主力セクターでは、銀行株が軒並み上昇。なかでも時価総額の大きな四大国有銀行は大幅に続伸し、中国建設銀行'A'(601939.SS)が7.03%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が6.10%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が3.55%高、中国銀行'A'(601988.SS)が2.83%高だった。インクルーシブ・ファイナンスの推進策に基づき、零細企業、自営業、貧困層などへの融資が一定の水準に達した銀行は、預金準備率が0.5~1.0%引き下げられることが材料視された。一方、二大石油株はそろって下落。保険株も総じて軟調だった。こうしたなか、建設株などが堅調。春節(旧正月)が近づいていることから、酒造株、医薬株などの上昇も目立った。

 上海B株市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場の上昇銘柄は5割あまりにとどまった。(中国部・千原)
 
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