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【1月18日の香港市場】

2018.01.18 17:58

 主要指数は続伸した。ハンセン指数は前日比0.43%高の3万2121.94ポイント、レッドチップ指数は0.60%高の4707.23ポイントと、3日連続で上昇。H株指数は連騰記録を15日間に伸ばし、1.75%高の1万3094.92ポイントだった。メインボードの売買代金(概算)は前日比で1割増加。1963億4200万HKドルに達し、節目の2000億HKドルに迫る大商いだった。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が39億9300万元、深セン経由が22億3100万元にそれぞれ増加した(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 前日の米国株市場は主要3指数が過去最高値を更新。地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表を経て景気見通しが一段と強気になった。外部環境の改善を支えに、本日の香港株市場は堅調な地合いが続いた。ハンセン指数は後場に高値警戒感からマイナス圏に沈む場面がみられたものの、取引終了にかけて持ち直し、過去最高値を更新。終値を3万2000ポイント台に乗せた。また、連騰記録の更新を続けるH株指数は依然として過去最高値を大きく下回ることから、先高感を背景に構成銘柄へマネーが流入し、大幅高で1万3000ポイントを回復した。同ポイント回復は15年6月26日以来。本日後場に発表された17年の中国の実質GDP成長率は7年ぶりに加速し、6.9%を記録。堅調な景気動向が引き続き好材料視された。

 インクルーシブ・ファイナンスに対する預金準備率の引き下げ実施を来週に控え、本土系銀行株が続伸し、指数の上昇に貢献。中国工商銀行(01398.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる3.17%高、中国建設銀行(00939.HK)が2.80%高、交通銀行(03328.HK)が2.04%高だった。保険大手の平安保険(02318.HK)はフィンテック子会社の香港上場の観測を材料に、2.66%高。また、出遅れ気味だった通信大手3社も買われ、中国移動(00941.HK)が2.90%高、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が2.89%高で取引を終え、上昇率2~3位に入った。中国電信(00728.HK)も1.05%高だった。

 A/H価格差もあらためて注目され、H株の有力銘柄に値ごろ感に基づく買いが入った。鉄鋼大手の鞍鋼(00347.HK)は本決算の好業績見通しも好感され、急騰して8.47%高。同業の馬鞍山鋼鉄(00323.HK)も4.80%高と連れ高した。風力発電設備の新疆金風科技(02208.HK)も物色され、5.79%高と好調。豊富な受注残を背景にインフラ建設の大手3社が動意付き、中国交通建設(01800.HK)が3.73%高、中国鉄建(01186.HK)が3.34%高、中国中鉄(00390.HK)が3.36%高だった。

 一方で自動車株の一角が大きく調整。新エネ車に対する補助金が今後数年で撤廃されるとの観測が浮上し、吉利汽車(00175.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる4.27%安だった。北京汽車(01958.HK)が4.26%安、BYD(01211.HK)が2.17%安。個別では宝飾品大手の六福集団(00590.HK)が10.55%安。10-12月の既存店売上高が小幅増にとどまり、失望売りが膨らんだ。(中国部・畦田)
 
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