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【2月14日の中国本土市場】

2018.02.14 17:10

 主要指数はいずれも3日続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.44%高の3199.15ポイント、B株指数が0.34%高の324.01ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.67%高の1万431.91ポイント、B株指数が0.57%高の1153.53ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約32%減少し、概算で2369億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は4億5100万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は買い越しに転じ、買越額は8億200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は前場の序盤からマイナス圏で推移。とり年(旧暦)の最終取引日ということもあり、薄商いとなった。後場に入ると、序盤で上げに転じ、終盤で3200ポイントを抜いた。ただ、節目の水準を超えたことで上値が重く、終値は3200ポイントをわずかに下回った。上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は5割にとどまった。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.66%高となり、上昇率は上海総合指数を上回った。こうしたなか、深セン市場の小型株は軟調な銘柄も多く、創業板指数は0.10%安だった。

 大年夜(旧暦大晦日)を明日に控え、商いは閑散。両市場合計の売買代金は昨年6月6日以来の3000億元割れとなった。春節(旧正月)連休にともない、上海市場と深セン市場は明日から休場。来週22日に再開する予定で、休場期間中は「滬股通」と「深股通」も停止する。

 上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は総じて堅調で、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.17%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.71%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.24%高だった。二大石油株はまちまち。中国石油天然気'A'(601857.SS)は0.25%高だったものの、中国石油化工'A'(600028.SS)は0.47%安。保険株もまちまちで、平安保険'A'(601318.SS)は2.79%高だったが、中国人寿保険'A'(601628.SS)は1.16%安だった。

 こうしたなか、電気自動車(EV)や充電スタンドの関連銘柄が堅調。今月12日付で実施される新エネルギー車の補助金政策が発表され、これが材料視された。内容は大方の予想通りで、補助金のハードルが引き上げられる一方で、金額は全体的に削減され、対象は乗用車に重点が置かれる。同時に地方からの補助金は徐々に充電スタンドの建設支援に充てられるという。この政策を受け、EV関連では浙江万馬(002276.SZ)、充電スタンドでは動力源科技(600405.SS)がストップ高だった。

 上海B株市場の上昇銘柄は全体の5割にとどまった。深センB株市場の上昇銘柄は全体の7割半に上った。(中国部・千原)
 
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