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【2月23日の香港市場】

2018.02.23 17:50

 主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比0.97%高の3万1267.17ポイント、H株指数は1.64%高の1万2735.06ポイント、レッドチップ指数は0.92%高の4579.84ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約14%減少し、概算で1033億3200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はそろって買い越しとなり、買越額は上海経由が19億1100万元、深セン経由が13億8200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。テクニカルな反発を期待する買いが入ったほか、長期金利が低下したことで、投資家心理も改善した。外部環境の好転を追い風に、香港市場は主要指数がいずれも高く寄り付き、その後も堅調に推移した。週末ということもあり、売買代金は昨日に比べ減少。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率も、約14%に低下した。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。なかでも本土系不動産株の上昇が目立ち、碧桂園控股(02007.HK)が上昇率1位の6.21%高。昨日の下落率1~2位だった華潤置地(01109.HK)と中国海外発展(00688.HK)も買い戻され、それぞれ2.22%高、1.79%高だった。

 東亜銀行(00023.HK)は続伸し、2.08%高。今年で設立100周年、来年には開業100周年を迎えることから、記念配当への期待が高まっており、買いを後押ししたもようだ。また、香港交易所(00388.HK)は2.07%高。ニューエコノミー企業の上場誘致を目的とした議決権種類株制度に基づく上場申請が、早ければ今年4月にも可能になる見通しと報じられ、これが材料視された。このほか、昨日軟調だった本土系の大型株が買い戻された。

 一方、スマートフォン部品関連の銘柄が逆行安。昨日の下落率4位だった舜宇光学科技(02382.HK)が続落し、本日は同1位の1.94%安。瑞声科技(02018.HK)は下落率3位の1.09%安だった。(中国部・千原)
 
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