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【5月18日の中国本土市場】

2018.05.18 16:52

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が3日ぶりに反発し、前日比1.23%高の3193.30ポイント。B株指数は6日ぶりに反発し、0.44%高の319.91ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反発し、0.34%高の1万672.52ポイント。B株指数も反発し、0.24%高の1106.97ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約5%増加し、概算で3762億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は24億8600万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は11億4300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は朝方にかけて前日終値を挟み一進一退。前場の中盤以降はプラス圏で推移した。後場の中盤から急速に上げ幅を拡大。本日の高値付近で取引を終了した。週末ということもあり、手控えムードが強かった。両市場合計の売買代金は、2日連続で節目の4000億元を下回った。

 通商問題をめぐる米中の交渉が続くなか、米国産の輸入コーリャンに対する反ダンピング調査を終了すると、商務部が突然発表。米中交渉が前向きに進んでいるとの見方が広がり、投資家心理の改善につながったもようだ。MSCI新興市場指数のA株採用も近づいていることから、大型株を中心に堅調となった。

 上海市場の上昇銘柄は、大型株を中心に全体の6割あまりに上った。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は1.46%高で、上昇率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場も全体の6割近くの銘柄が上昇。中小型株はやや伸び悩み、中小企業板指数が0.10%高、創業板指数が0.30%高だった。

 上海市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軒並み買われ、上海総合指数の上昇に寄与した。四大国有銀行株では中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.84%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.34%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)と中国銀行'A'(601988.SS)はいずれも1.29%高だった。米国がイラン制裁を強化する姿勢を示したことで原油相場が上昇し、これを好感して二大石油株が大幅高。中国石油天然気'A'(601857.SS)が7.33%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が4.50%高だった。保険株も総じて堅調だった。

 上海B株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗。深センB株市場は上昇銘柄の方が多かった。(中国部・千原)
 
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