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【5月24日の香港市場】

2019.05.24 17:46

 主要指数は上昇。ハンセン指数は反発し、前日比0.31%高の2万7353.93ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日ぶりに反発し、0.42%高の1万445.54ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ23%減少し、概算で760億700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が9億7000万元の買い越し。深セン経由が買い越しに転じ、買越額が1億元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が続落。米中貿易摩擦による業績への悪影響が意識されたほか、5月のユーロ圏や米国の製造業PMIが市場予想を下回ったことから、リスク回避の売りに押された。こうしたなか、足元で売られていた香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。華為技術の取引規制措置について、米中貿易交渉の取引材料にする可能性をトランプ大統領が示唆したことが好感された。もっとも、為替操作への相殺関税導入を米国政府が検討すると報道されるなど、依然として貿易摩擦への警戒感が強く、その後は小動きに終始した。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約9%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、吉利汽車(00175.HK)が上昇率2位の2.29%高。自動車購入税に関する細則を中国政府が発表したことを手がかりに、自動車株が買われた。米中貿易交渉の進展への期待から、輸出企業である電動工具メーカーの創科実業(00669.HK)が上昇率1位の2.98%高。米中両国で事業展開する万洲国際(00288.HK)が1.36%高。足元で大きく売られていたスマートフォン部品の関連株は明暗が分かれた。瑞声科技(02018.HK)が上昇率4位の1.81%高だった一方、舜宇光学科技(02382.HK)が0.44%安だった。

 サンズチャイナ(01928.HK)が下落率1位の3.04%安。同社のカジノ施設で強盗事件が発生したことが嫌気された。その他の銘柄では、中糧肉食(01610.HK)が8.10%安だった。アフリカ豚コレラのワクチンについて、一定の成果があったと研究機関が発表したことが売り材料視された。赤字縮小の19年1-3月期決算を発表した美団点評B(03690.HK)が4.90%高だった。(投資調査部・関)
 
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