取引方法・ルール(CFD)

香港現物株と株式(個別株)CFDの比較(当社比較)

株式(個別)CFDでは、現物株にない様々なメリットがあります。ここでは、当社取扱いの香港現物株と香港株式(個別株)CFDを比較し、それぞれの各項目に応じてCFDからみたメリットの判定を行います。

  香港現物株 香港株式(個別株)CFD
判定
取扱銘柄 香港市場上場のほぼ全銘柄 香港市場に上場する一部の銘柄
取扱銘柄数は現物株の方が多い
買付資金 手数料を含む買付代金全額が必要 保証金取引のため、買付代金の20%の保証金と、手数料が必要 CFDの方が少ない金額で取引ができる。
取引の種類 現物取引のため「買付」からの取引のみ。
売却は保有している銘柄のみ可能。
差金決済取引のため、売買どちらからでもはじめることが可能。 最初に売って、下がったら買い戻す取引もできるため、投資の幅が広がる。
手数料 国内手数料
現地手数料
為替手数料
の3種類の手数料が必要
取引手数料のみ 同じ取引を行った場合、CFDのほうが手数料が安くつくケースが多い
金利 現物取引のため金利は不要 金利調整額として金利相当額が必要 CFDは現物と比べて金利がかかる。しかし、手数料が安いので、手数料も含めて検討する必要あり。
注文方法 指値のみ 指値、成行、ダイレクト成行、OCO、イフダン、イフダンOCO、トレールなど多彩な注文方法が可能。 多彩な注文方法があるため、投資戦略の幅が広がる。
注文の有効期限 当日のみ 無期限 毎日注文を発注しなおす必要がなく便利。
取引単位 2,000株単位が多いが、銘柄により異なる。 現物株で1株に相当する1CFDから取引が可能。 1株から取引できるため、少ない金額での投資も可能。
為替リスク 投資金額全額に対する為替リスクが存在する。 差金決済取引のため、為替リスクは存在しない。 CFDは決済時の利益または損失をそのときの為替レートで日本円に換算するため、為替リスクは存在しない。
日本の祝日の取引 当社では、日本の祝日に香港株を取引することができない。 日本の祝日であっても、香港市場が取引されていれば通常通り取引可能 日本の祝日でも取引できるので、投資チャンスが拡大する。
税金 申告分離課税
さらに、特定口座での取扱いも可能
雑所得
個人の場合、雑所得として総合課税の対象となる。
※2012年1月より「先物取引に係る雑所得等の課税の特例」が適用され先物取引等との損益通算や損失の3年間繰越もできるようになります。
現物株は、日本株や投資信託の損益と通算可能だが、CFDは不可能。さらに損失の3年間繰越も認められていない。
コーポレートアクション時の対応 有償増資や株式分割等があっても、そのまま保有することができる。 有償増資が行われるときは、権利付最終売買日までに決済する必要がある。
株式分割等の場合は、ポジションの建値調整のための取引が行われる。
CFDはコーポレートアクション時に強制的に決済されてしまう場合がある。
しかし株式分割時は、権利落日にはポジション調整が行われているため、現物株のように入庫を待つ必要がない。
リスク 現物取引のため、投資資金以上の損失は発生しない。 保証金取引のため、投資資金以上の損失が発生するリスクがあるが、一定の保証金率を下回ったときにロスカットするロスカットルールがある。 保証金以上の損失が発生するリスクがあるが、ロスカットルールによりリスク回避できる仕組みとなっている。
逆に言えば、大きな損失が発生する前に強制的にロスカットされるので、一定のリスク管理が行われているといえる。

為替リスクに関する解説

現物株の場合、買付代金全額を香港ドルに交換して取引を行うため、例えば為替レートが10%変動すると、香港株の評価額は株価が全く同じであっても10%変動しますが、CFDでは差金決済取引のため、決済損益が発生したときの為替レートで損益を確定するだけなので、現物株のような為替レートの変動による影響はありません。

具体例(売却時に為替レートが値下がりしているケース)

10香港ドルで10,000株買って、11香港ドルで売却した場合の計算例

買付時の為替レート1香港ドル=10円、売却時9円

現物株の場合
取引 株数 単価 為替レート
(1香港ドル)
円貨代金
(株数×単価×為替レート)
円換算の損益
買付 10,000株 10香港ドル 10円 100万円 -
売付 10,000株 11香港ドル 9円 99万円 1万円の損失

手数料等諸経費は考慮していません。

現物株の場合では、単価で10%利益が発生しているにもかかわらず為替レートで香港ドルが値下がりしたため、1万円の損失となりました。

CFDの場合
取引 株数 単価 約定金額(外貨)
(株数×単価)
外貨建損益 為替レート
(1香港ドル)
円換算の損益
(外貨建損益×為替レート)
買付 10,000株 10香港ドル 10万香港ドル -   -
売付 10,000株 11香港ドル 11万香港ドル 1万香港ドルの利益 9円 9万円の利益

CFDの場合は、差金決済取引のため新規取引時(このケースでは買付時)に現物株のように為替レートを使って資産の交換が行われず、外貨建でポジションを保有することになります。その後決済時に外貨建てでの損益を確定し、その後そのときのレートで円に交換するため、このケースでは9万円の利益となりました。

具体例(売却時に為替レートが値上がりしているケース)

10香港ドルで10,000株買って、11香港ドルで売却した場合の計算例

買付時の為替レート1香港ドル=10円、売却時11円

現物株の場合
取引 株数 単価 為替レート
(1香港ドル)
円貨代金
(株数×単価×為替レート)
円換算の損益
買付 10,000株 10香港ドル 10円 100万円 -
売付 10,000株 11香港ドル 11円 121万円 21万円の利益

手数料等諸経費は考慮していません。

現物株の場合では、単価で10%利益と為替レートで10%利益が発生しているため、21万円の利益となりました。

CFDの場合
取引 株数 単価 約定金額(外貨)
(株数×単価)
外貨建損益 為替レート
(1香港ドル)
円換算の損益
(外貨建損益×為替レート)
買付 10,000株 10香港ドル 10万香港ドル -   -
売付 10,000株 11香港ドル 11万香港ドル 1万香港ドルの利益 11円 11万円の利益

為替レートが値下がりしているケースと同様に決済時の損益を決済時の為替レートで計算するため、このケースでは11万円の利益となりました。

まとめ

上記のように為替が値下がりしたケースでは、株価が上昇していても現物株では損失が発生することがありますが、CFDでは為替レートにかかわらず損失が発生することはありません。

しかし、為替が値上がりするケースでは、現物株では株価と為替の両方の上昇をそのまま享受できるので大きな利益となりますが、CFDでは決済時の為替レートのみ関係するため、上記のような結果となります。

上記具体例では、現物株とCFDを比較するため、買付から取引をはじめたケースとして記載しております。

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