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中国株市場の中長期的見通し

2017年7月6日

中国株の注目分野 ハイテク株

中国を代表するハイテク株の動向

米国株と同様に中国株でもハイテク株の上昇が目立ち、海外上場の中国企業が中心を占めるMSCI中国指数は年初来で約2割上昇。米国企業が世界の時価総額上位をほぼ独占するなか、米国以外の企業で上位10社にランクインするのはテンセント(00700)、アリババ(BABA)という中国を代表するハイテク2社。両社がけん引する中国IT業の競争力と将来性には注目。

国家戦略に位置付け、AIの研究開発を加速

中国は人工知能(AI)を国家戦略に位置付け、研究開発を加速してトップの米国を追う。中国の強みは理系人材の豊富さ、13億人の市場から集める膨大なデータなどにあり、世界で存在感を高めている。自動運転などの応用分野を含めて関連市場の成長性は高い。

世界のAI市場、年率2割の高成長へ(BBC予測) 中国市場は年率5割の成長見通し(iReserch予測)
深センA株市場は出遅れ気味

中国のハイテク企業が集中する深センA株市場は昨年から海外投資家も香港経由で直接投資が可能になった。しかし、代表的な深セン成分指数の年初来上昇率は4%未満で、出遅れ感が否めない。一方でハイテク関連における中国企業の競争力は着実に向上。中長期的にみると株価の上昇余地は大きい。

MSCI指数のA株採用が決定

6月にMSCI指数へのA株採用が決定。実際の採用は来年からで、スタート時はMSCI新興国株指数の0.7%程度のウエイトに過ぎない。それでもA株市場の開放が続けば、長期的に30%程度に上昇する見通しであり、海外マネーの流入が期待できる。海外でも評価を高めたハイテク企業が注目される可能性も。

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