マンスリーレポート

'15.11.26 投資調査部

12月の展望

米国利上げ後の円高に注意

◆ドル高はいつまで続くのか

 米国連邦準備制度理事会(FRB)が12月15~16日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げを決定するのはほぼ確実な情勢にある。利上げは2008年12月から続くゼロ金利の正常化に向けたもので、実質的な緩和状態は当面続こう。

 海外投資家は8-9月に日本株を約6兆円(現物+先物)売り越したが、10月以降の買い戻しは1.8兆円に過ぎない。東証空売り比率は、過去最高の43.4%(9/29)から34.9%(11/26)に低下。株式需給の好転は相場の下支え要因となろう。

 ただ、為替動向には注意が必要。1990年以降の米国利上げとドル円レートの関係は、1997年を除き利上げ開始1カ月~1カ月半前に円安のピークを迎え、利上げ開始半年後には大幅な円高となっている。これまでの動きに類似する1997年のケースは、円安のピークは利上げ開始1カ月後でその後1カ月間で急速な円高となっている。ドル買いポジション解消の影響が強く表れた結果と見られるが、足元の株式相場も円安と株高が意識されているだけに注意したい。


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(11/26 田部井)          

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