マーケットレポート

マーケットの視点

当面は国内外ともに大きな波乱はないと予想、3月も強気姿勢で臨みたい

◆日経平均株価2万円を意識するような勢いが継続、欧米株市場も引き続き好調な推移

・上昇の勢いが止まらない。日経平均株価は24日まで5営業日続伸、25日は小幅反落したが再び26、27日に2日続伸、週間ベースで“465.64円高”となり27日終値は「1万8797円94銭」と00年4月20日「1万8959円32銭」以来の高値水準まで上昇。その上は同年4月19日の「1万9086円62銭」であり、当時はITバブル相場の頂点として3月27日から4月14日まで「2万223円61銭」(4月6日)~「2万833円21銭」(4月12日)の範囲で2万円台を15営業日続けた。今回は、それ以来の2万円台を窺う水準となっている。ただ、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は26日「141.42%」、27日「140.57%」と過熱感の目安である120%を大きく上回る水準に上昇しており、高値警戒感は強まっている。27日は後場に入って前日比“71.15円安”まで下落する場面もあり、結局は同“12.15円高”で終わったが、東証1部の値上がり699銘柄に対して値下がりは1079銘柄だった。

・日経平均株価のみならず、TOPIXも24日まで7営業日連騰、26、27日と2連騰となった。日経平均株価に比べて出遅れ感が強かったが、20日には07年12月26日以来の1500ポイント突破となり27日終値は「1523.85ポイント」まで上昇しているが、リーマン・ショック前高値の07年2月26日「1816.97ポイント」までは依然として遠いままにある。ちなみに、TOPIXのITバブル時高値は00年2月7日の「1754.78ポイント」で、TOPIXはリーマン・ショック前高値の方が高い。また、27日まで東証2部は10営業日連騰、日経ジャスダック平均は8営業日連騰を記録している。

・欧米株市場も引き続き好調で、独DAXは27日まで8営業日連騰、7営業日連続で史上最高値を更新し、27日終値は「1万1401.66ポイント」と1万1500ポイントどころか1万2000ポイントを目指すような勢いとなっている。英FTSE100は26日終値「6949.73ポイント」と史上最高値の99年12月30日「6950.50ポイント」を更新するのは時間の問題だ。米国株市場もNYダウは24、25日と史上最高値を連続更新し25日終値は「1万8224ドル57セント」、S&P500も24日に更新し「2115.48ポイント」に達した。NASDAQ総合指数も先週、25、27日以外は昨年来高値を更新し、26日終値は「4987.89ポイント」と史上最高値の00年3月10日「5048.62ポイント」更新が射程圏に入って来た。

◆米国の「雇用統計」など重要指標の発表に波乱はないと予想、3月も強気姿勢で臨みたい

・今週は欧米、日本の株式市場とも高値警戒感が一層強まる展開となりそうだ。大きな波乱はないと予想するものの、海外要因が気になる。米国で2日に「2月の製造業ISM指数」、6日に「2月の雇用統計」が発表される。大雪の影響が懸念されるものの、引き続き堅調な内容になると予想する。ただ、余りに好調な内容となれば、一転して米国の利上げが強く意識されることになり、マーケットの波乱要因になる可能性もあり得る。また、緊縮策反対への強硬論が根強いギリシャ問題、ウクライナ情勢で再び不安が高まる可能性もある。しかし、仮にそうなったとしても、米国経済の順調ぶりは不変であり、ギリシャ、ウクライナ問題が大きく悪化することは考えられず、株価が下押しする局面では、むしろ買いのチャンスと考える。

・日本の株式市場も海外波乱がなければ、27日に発表された「鉱工業生産(1月速報)」のように、今後発表される国内指数が好転を示す内容が多くなることへの期待があり、株式市場の安心感は高まっている。悪化指数の代表であった「貿易収支」も原油価格の急落によって改善することになろう。2月の日経平均株価は、“1123.55円、6.36%”の上昇となって終えたが、3月も引き続き強気姿勢で臨みたい。

(中島)

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