内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【6月23日の中国本土市場】

2017.06.23 17:28

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比0.33%高の3157.87ポイント。B株指数は続落し、0.10%安の323.06ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反発し、0.98%高の1万366.77ポイント。B株指数は3日続伸し、0.58%高の1132.10ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約15%減少し、概算で4054億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は5億8500万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は10億6200万元の買い越しだった。

 上海総合指数は低く寄り付いたが、徐々に下げ幅を縮め、前場の中盤を過ぎたところで、上げに転じた。ただ、そこで一気に下げに転じ、本日の安値付近で前場を終了。後場は再び下げ幅を縮める展開となり、終盤で上げに転じ、本日の高値付近で引けた。上海市場は下落銘柄の方が多かったが、大型株が買われ、上海総合指数の上昇に寄与。深セン市場も下落銘柄が多かったものの、深セン総合指数や深セン成分指数は上昇した。

 上海A株市場では昨日に続いて銀行株、二大石油株、保険株が軒並み堅調。片仔コウ薬業(600436.SS)が6.42%高など、「滬股通」や「深股通」での売買が活発な銘柄の上昇が目立った。大型のA株がMSCIエマージング・マーケット・インデックス(MSCI新興市場指数)に組み込まれることが決まり、これが支援材料となったもようだ。

 グラフェン関連の銘柄も堅調。上海A株市場では方大炭素(600516.SS)が6.34%高、杭州電纜(603618.SS)が6.34%高、華麗家族(600503.SS)が2.57%高。深センA株市場では徳爾未来(002631.SZ)が7.30%高だった。世界のグラフェン市場が2020年には1000億元規模に拡大するという予測を中国科学院が発表し、これが材料視された。一方、メディア関連株の下げが目立ち、新華網(603888.SS)が4.42%安。ミニブログ「新浪微博」の動画視聴番組が当局の命令で停止となり、これが嫌気された。

 昨日急落した万達電影(002739.SZ)は反発し、3.60%高。昨日の急落はミニブログ「新浪微博」で流れた風説が原因と説明したうえで、社債をめぐる問題は起きていないと強調。さらに筆頭株主の買い増しも発表され、これらが追い風となった。

 上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。深センB株市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。