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【11月30日の香港市場】

2015.11.30 18:25

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は前営業日比0.32%安の2万1996.42ポイント、H株指数は0.65%安の9790.64ポイントと、いずれも6日続落。レッドチップ指数は4日ぶりに小反発し、0.15%高の4050.08ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約27%増加し、概算で1006億6000万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は3億4500万元の買い越しだった。

 香港市場は人民元のSDR(特別引出権)採用やMSCI指数の構成銘柄変更を前に、方向感を欠いた展開となった。明日は中国の製造業PMIが発表される予定で今週末には米雇用統計が控えており、様子見ムードが強いものの、MSCI指数の構成銘柄変動が明日から発効することを受け、メインボードの売買代金は今年11月4日以来の1000億HKドル超えとなった。ハンセン指数は2万2000ポイント割れで寄り付いたが、前場の中盤で上げに転じた。すぐに下げに沈み、その後は2万2000ポイントを下値に小動きとなった。後場で再びプラスに切り返したが、終盤で失速。終値は今年10月6日以来の2万2000ポイント割れとなった。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広い銘柄が売られた。今回のMSCI指数の構成銘柄変更では、米国上場の中国株が初めて採用され、その影響で香港上場銘柄には持ち高調整の売り圧力が加わった。構成銘柄変更が話題となった当初から売り圧力が最も大きいと言われていたテンセント(00700.HK)だが、この件はすでに株価に織り込まれていたことから、本日は0.71%高となった。一方、売り圧力の消化が不足していた本土系の保険株、銀行株、石油株が軟調。中国人寿保険(02628.HK)が2.01%安、平安保険(02318.HK)が1.96%安となり、本土系保険株が下落率1~2位に並んだ。

 そのほかの銘柄ではMSCI指数に採用された銘柄が堅調。神州租車(00699.HK)が2.39%高、博華太平洋国際(01076.HK)が1.21%高、中国民航信息網絡(00696.HK)が0.75%高だった。先週末は当局の調査で大きく下げた証券株だが、本日はまちまち。海通証券(06837.HK)が2.33%安、中信証券(06030.HK)が0.11%高だった。(中国部・千原)

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