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大連合作、実質的な「裏口上場」が完了

2017.01.25 14:50

 大連合作(000881.SZ)は24日、実質的な「裏口上場」をともなう大規模な再編計画が完了したと発表した。国内原発大手の中国広核集団有限公司(中国広核集団)などから、原発ケーブル用高分子素材や、電子加速器、エンジニアリング・プラスチックの生産や放射線加工などを手がける企業7社の出資持分35~100%を総額42億77万300元で買収。1株あたり8.77元で対価株を割り当てるかたちで支払った。さらに中国広核集団や複数の機関投資家などを対象に第三者割当増資を実施。割当価格は10.46元で、諸費用を除いて27億5513万5673元を調達している。

 一連の再編を通じて大連合作は計7億4667万9587株(再編後の発行済み株数の70.74%)の新株を発行し、中国広核集団が持ち株比率61.08%(共同行為者の分も含む)で新たな筆頭株主となった。これにより、中国広核集団による原発ケーブル用高分子素材や、電子加速器、エンジニアリング・プラスチック、放射線加工事業の実質的な「裏口上場」が完成したことになる。

 再編が過去に完了したと仮定した場合、大連合作の2015年12月本決算は売上高が42億3661万9600元、純損失が5億6918万4100元と試算される。

 なお、中国広核集団は中国有数の国有原発会社で、中国広核電力(01816.HK)など複数の上場企業を傘下に置いている。
 
【出所】深セン証取サイト上の公告(2017/01/24)

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