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中国株ニュース 詳細

【1月25日の中国本土市場】

2017.01.25 17:31

 主要指数はいずれも小幅高となった。深セン成分を除き、小幅に4日続伸した。上海市場は上海総合指数が前日比0.22%高の3149.55ポイント、B株指数が0.20%高の338.66ポイントと、4日連続で上昇。深セン市場は深セン成分指数が0.36%高の9977.96ポイントと反発したほか、B株指数も0.18%高の1114.46ポイントと、4日続伸した。両市場の売買代金は前日比で約7%減少。概算で2834億元に縮小し、3000億元を割り込む薄商いだった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)はわずかに売りの方が多く、1100万元の売り越しに転じたものの、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は買い越しが継続。買越額は2億9100万元に縮小した。

 本土市場は約6割の銘柄が値上がりした。上海総合指数は前日終値を挟んだ小動きに終始し、結局プラス圏で大引け。深セン成分指数は小安く寄り付くも、その後は小高く推移した。中国企業の16年通期の業績回復期待が広がり、全体の地合いを下支え。前日の米国株市場や本日の東京株市場の上昇など、外部環境の改善も買い戻しにつながった。一方、中国人民銀行(中央銀行)が前日実施した中期流動性ファシリティー(MLF)で適用金利を引き上げた。これを一種の金融引き締めとみる見方が広がり、旧正月連休前の資金逼迫感も加わって全般的に上値が重い展開になった。

 旧正月連休商戦への期待感から食品・レジャーを含む消費関連株が堅調。益生種畜禽(002458.SZ)が1.48%高、青島ビール'A'(600600.SS)が1.10%高、中青旅(600138.SS)が1.09%高、中国国旅(601888.SS)が0.97%高。混合所有制改革(民間資本の導入)の思惑買いが入り、通信大手の中国聯合網絡通信(600050.SS)が4.27%高。また、業績回復の観測から非鉄金属株が上昇した。銅最大手の江西銅業'A'(600362.SS)は16年通期の増益見通しを手がかりに2.66%高。アルミ最大手の中国アルミ'A'(601600.SS)も先週後半に大幅増益の見通しを明らかにしており、3.31%高と買われた。医薬品改革の進展を織り込み、上海医薬'A'(601607.SS)が3.44%高、国薬一致薬業'A'(000028.SZ)が2.71%高、康弘薬業(002773.SZ)が2.45%高など、医薬株が概ね堅調に推移した。

 一方でセメント株が利益確定売りに押され、華新セメント'A'【売付のみ】(600801.SS)が3.96%安、北京金隅'A'(601992.SS)が1.80%安。石炭株も調整圧力に曝され、中煤能源'A'(601898.SS)が0.67%安、神華能源'A'(601088.SS)が0.63%安。国際金相場が反落し、中金ゴールド(600489.SS)が1.62%安、山東ゴールド(600547.SS)が1.40%安と、金鉱株がさえない。

 B株市場は約6割の銘柄が上昇。上海B株では観光セクターの黄山旅行開発(900942.SS)に買いが集まり、上昇率2位の1.18%高で引けた。スマートシティ関連事業を手がける雲賽智聯(900901.SS)は16年通期の増益見通しを手がかりに、1.07%高。深センB株では通信機器大手の*ST南京普天通信(200468.SZ)が1.72%高で上昇率1位となった。昨年の業績が大きく改善した見通しとなり、見直し買いが入った。(中国部・畦田)

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