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【1月25日の香港市場】

2017.01.25 18:08

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.43%高の2万3049.12ポイント、レッドチップ指数は0.16%高の3728.75ポイントと、いずれも3日続伸。H株指数は3日ぶりに小反落し、0.17%安の9742.32ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約11%減少し、概算で536億6900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は受渡日が中国本土の休場日(旧暦大晦日)に当たるため、本日から停止。再開は本土の旧正月連休明けの2月3日を予定している。

 ニューヨーク市場はダウ平均が反発。米上場企業の16年10-12月期決算の発表が本格化し、好業績銘柄が買われた。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は小高く寄り付いた。香港地場系の銘柄は総じて堅調だったものの、本土系の銀行株、保険株、通信株が売られ、H株指数とレッドチップ指数は前場で下げに転じた。レッドチップ指数は後場の中盤で上げに転じたが、H株指数は後場もマイナス圏での値動きに終始。一方、ハンセン指数は4日ぶりに終値で2万3000ポイントを回復した。「港股通」の停止により、本土マネーの流入がストップし、売買代金は前日に比べ減少した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株がそろって反発し、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率1位の2.38%高、サンズチャイナ(01928.HK)が1.28%高。マカオへの観光客が増加する春節(旧正月)連休が近づき、これが手がかりとなった。ホリデー消費への期待を背景に、消費関連株も堅調。中国旺旺(00151.HK)が上昇率2位の2.35%高、蒙牛乳業(02319.HK)が1.12%高。ニューヨーク市場でIT(情報通信)ハードウエア関連株が堅調だったことから、瑞声科技(02018.HK)が上昇率3位の2.04%高、聯想集団(00992.HK)が1.00%高だった。

 16年12月本決算を明日に控えた恒隆地産(00101.HK)は、上昇率4位の1.72%高。多くのアナリストが好業績を予想していることが材料視された。アリババ・グループが好決算を発表したことを受け、ライバルのテンセント(00700.HK)が連れ高し、上昇率5位の1.51%高。ニューヨーク市場で金融株が堅調だったことを好感し、HSBC(00005.HK)が1.47%高だった。

 一方、本土系の銀行株が総じて軟調。中国銀行(03988.HK)が0.56%安、交通銀行(03328.HK)が0.52%安、中国工商銀行(01398.HK)が0.21%安、中国建設銀行(00939.HK)が0.17%安。旧正月で資金需要が高まるなか、本日の公開市場操作で中央銀行が流動性を吸収したことが嫌気された。本土系の保険株も軟調で、中国人寿保険(02628.HK)が0.69%安、平安保険(02318.HK)が0.24%安。新華人寿保険(01336.HK)が16年12月本決算の減益見通しを背景に0.39%安となり、これに連れ安した。通信株もそろって売られ、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が下落率3位の0.89%安だった。(中国部・千原)

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