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【1月30日の香港市場】

2019.01.30 18:01

 主要指数は反発。ハンセン指数は前日比0.40%高の2万7642.85ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.27%高の1万897.13ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ3%増加し、概算で947億6300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は、上海経由の買越額が6700万元。深セン経由の買越額は3億9500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が小幅に反発。好決算を発表した銘柄を中心に買われた。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や米中貿易交渉を前に、上値が重かった。人民元の基準値レートは昨日に続いて上昇。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。その後は様子見ムードが広がり、前日終値付近での小動きに終始。ハンセン指数は、クロージング・オークション・セッションを経て高値引けした。積極的な売買は見送られ、メインボードの売買代金は3日連続で1000億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約10%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、碧桂園控股(02007.HK)が上昇率1位の4.87%高。成都市で住宅積立金ローンによる住宅購入を支援する政策が打ち出されたことを好感した。他の本土系不動産株も買われ、華潤置地(01109.HK)が上昇率2位の3.55%高、中国海外発展(00688.HK)が同3位の2.65%高だった。前引け後に0.57%減益の18年12月本決算を発表した恒隆地産(00101.HK)が1.08%高。予想をわずかに下回ったものの、アク抜け感から買われた。

 一方、スマートフォン部品の関連株が安い。瑞声科技(02018.HK)が下落率1位の2.04%安、舜宇光学科技(02382.HK)が同4位の1.58%安だった。アップルの19年1-3月期の売上高見通しが市場予想を下回り、売りに押された。18年12月本決算の大幅減益見通しを発表した中国人寿保険(02628.HK)が下落率2位の1.86%安だった。(中国部・関)
 
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