上海愛建(600643) 中国株銘柄詳細

　精達特種電磁線（600577.SS）は9月30日、資産買収と増資を含む再編計画を発表した。「物聯網」（モノのインターネット、IoT）やスマートシティ関連のソリューションサービスなどを手がける高鋭視訊有限公司（高鋭視訊）の出資持分100％などを総額60億900万元で買収する予定。対価のうち4億元は現金、残りは対価株を割り当てるかたちで支払う。さらに複数の機関投資家を対象に増資を実施し、最大22億5000万元を調達する計画。調達資金は高鋭視訊が展開する河北省承徳市でのスマートシティプロジェクトなどに投じるという。

　一連の再編を経て、精達特種電磁線は既存のエナメル銅線などの生産と、新たに参入する「物聯網」・スマートシティ関連サービスという二つの事業を主力に据え、安定的な成長を目指していくという。高鋭視訊の2016年8月末時点の純資産は27億2527万4717元、2015年の売上高は30億6783万8121元、純利益は5億7024万1070元だった。

　対価株の発行価格、増資の割当価格（下限）はいずれも4.02元を予定。一連の再編を通じて最大19億5497万5115株（再編後の発行済み株数の約50％）の新株が発行される見込み。李光栄氏の持ち株比率は14.72％に低下するものの、引き続き筆頭株主の地位を維持する見通し。また、上海愛建（600643.SS）は保有する高鋭視訊の出資持分の売却を通じ、精達特種電磁線の株式4.27％を保有することになる。

　なお、精達特種電磁線の株式は2016年5月3日から売買を停止中。上海証券取引所による同計画の審査を控え、売買停止を継続するという。

【出所】上海証取サイト上の公告(2016/09/30)

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精達特種電磁線、資産買収と増資を含む再編を計画

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