中国本土株市況

【5月22日の中国本土市場】

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.01%高の3214.34ポイントとかろうじて3日続伸したが、B株指数は3日ぶりに小反落して0.04%安の321.24ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.004%高の1万765.80ポイントと、僅差で3日続伸。B株指数は0.25%安の1107.33ポイントと、3日ぶりに調整した。両市場の売買代金は前日比で約5%減少し、概算で4382億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は香港が仏誕節(灌仏会)祝日の関係で停止。再開は23日を予定している。

 本日の上海総合、深セン成分の両指数はマイナス圏での小動きに終始。政府が発表した「十三五現代金融体系計画」が金融リスク抑制を重視する内容だったことを受け、金融引き締め・規制強化への警戒感から大型株が振るわず、指数の重しになった。それでも米中貿易摩擦の懸念後退は引き続き地合いを下支えし、両指数は大引けにかけて終値をかろうじてプラス圏に乗せた。両市場全体の値上がり銘柄は約1860を数えた。
 
約1330の銘柄が値下がり。金融引き締めへの警戒感から中国建設銀行'A'(601939)が2.09%安、招商銀行'A'(600036)が1.48%安、中国工商銀行'A'(601398)が0.99%安など、大型銀行株が下落。住宅市場への影響が懸念され、保利房地産(600048)が4.00%安、緑地HD(600606)が1.78%安など、不動産株の一角がさえない。住宅市場との関連性が強い家電セクターも売りに押され、美的集団(000333)が2.44%安、格力電器(000651)が2.37%安、青島ハイアール(600690)が0.96%安。国際原油相場の先高感が一段と強まり、中国国際航空'A'(601111)が2.54%安、中国南方航空'A'(600029)が1.66%安など、空運株が燃油コスト増の懸念から軟調だった。

 一方で5G(第5世代移動通信)関連の投資拡大が織り込まれ、烽火通信(600498)が4.74%高、東方通信'A'(600776)が3.49%高など、通信設備株が上昇。中国が産児制限の完全撤廃に踏み切るとの観測が流れ、光明乳業(600597)が2.21%高、*ST貝因美食品【売付のみ】(002570)が1.39%高など、粉ミルクメーカーが堅調だった。都市ガス株が上昇し、長春ガス【売付のみ】(600333)がストップ高、大衆公用事業'A'(600635)が4.78%高。

 B株市場はA株と異なり、値下がり銘柄の方が多かった。全般的に日中値幅が小さいなかで上海B株では東方通信(900941)が上昇率1位の1.32%高となり、指数の下げ幅縮小に寄与した。(中国部・畦田)

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