中国本土株市況

【9月20日の中国本土市場】

 主要指数はいずれも上昇。上海B株を除いて反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.27%高の3365.99ポイント。B株指数は0.73%高の359.11ポイントと、3日続伸した。深セン市場は深セン成分指数が0.96%高の1万1191.13ポイント、B株指数は0.29%高の1186.30ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約3%増加し、概算で5417億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は9億8500万元の買い越しに転じ、「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は11億5800万元に拡大した(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 本土市場は買い戻す動きが活発化し、2250以上の銘柄が値上がりした。上海総合、深セン成分の両指数は後場で堅調に推移。深セン成分指数の上昇率は1%近くに達した。前日の米国株、本日の日本株、香港株市場で買いが先行し、良好な周辺市場が支援材料になった。国内景気の先行き不透明感に基づく売りも一服し、1-9月の企業業績や来月の党大会を控えた政策、「金九銀十」シーズンでの内需拡大などへの期待感がみられた。一方で地政学リスクは燻り続け、上値の重さもみられた。

 足元やや調整していた石炭・鉄鋼・非鉄・建材などの景気敏感株に買いが入った。西部砿業(601168)がストップ高、金堆城モリブデン(601958)が5.02%高、南京鋼鉄(600282)が2.99%高、ヤン州煤業'A'(600188)が2.62%高、安徽海螺水泥'A'(600585)が0.93%高。中国のハイテク製品需要の増加を織り込み、半導体セクターが好調だった。天水華天(002185)や紫光国芯(002049)、士蘭微電子(600460)、晶方半導体【売付のみ】(603005)などがストップ高、太極実業(600667)が9.09%高。

 このほか、8月の新エネルギー車の販売拡大と政策期待から、電気自動車(EV)関連の銘柄が上昇した。同分野で国内有数のBYD'A'(002594)が7.98%高と買い進まれ、衆泰汽車(000980)が5.93%高、宇通バス(600066)が2.90%高だった。中国のEコマース(電子商取引)の市場規模が上半期で3割近くも拡大したことで、宅配大手の円通速逓(600233)が6.35%高。Eコマースに強い家電量販大手の蘇寧雲商(002024)は6.29%高と買い進まれた。

 一方で太平洋保険'A'(601601)が1.82%安、華泰証券'A'(601688)が1.35%安、招商銀行'A'(600036)が1.06%安など、大型金融株が総じて軟調で指数の重しになった。

 なお、B株市場は値上がり数の方がやや多かった。上海B株では大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948)が上昇率1位の5.19%高と買い進まれ、指数の上昇に貢献した。(中国部・畦田)

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