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【中国株レポート】中国建材(シーエヌビーエム、03323)

08.09.17

中国トップクラスの建材メーカー

同社は建材業のリーディング企業として、子会社・関連会社などを通じて事業展 開している。中国の東南経済区、淮海経済区では最大手のセメントメーカーである。 また、中国建材は石膏ボードでも中国最大手であり、そして関連会社の中国玻繊股 フン有限公司を通じてアジア最大のグラスファイバーメーカーとなっている。08 年6月中間期の主力部門の売上げ構成比は、セメント68%、エンジニアリングサ ービス13%、軽量建材(石膏ボードなど)10%、グラスファイバー7%。

中国のセメント業界では、品質向上への要求が高まる中、中小メーカーが統合さ れる形で、業界再編が急速に進んでおり、当社も同業他社の買収によるセメント事 業の積極的な拡大策を推進している。

08年上期業績は買収効果で大幅増益

08年上期業績は、売上高が前年同期比170%増の98.2億元、純利益は同113% 増の5.5億元となり、大幅な増収増益を達成した。これはセメント事業における同 業他社を買収したことによる規模拡大が奏功しているためで、セメント事業の売上 高は前年同期比378%増の67億元に達した。セメント事業の販売数量は、最終製 品のセメントが同301%増の2,118万トン、中間製品のクリンカーが同306%増の 1,003万トンだった。

山東省、浙江省のセメント価格は上昇トレンドに

山東省における老朽設備の閉鎖、浙江省における業界再編が奏功し、山東省と浙 江省がけん引する形で08年上期のセメント価格は上昇しており、とくに4~6月の 上昇が顕著だった。

山東省では老朽設備が大量に閉鎖された一方、新規の設備投資は限られていたた め、需給が改善し、セメント価格の上昇につながったと見られる。山東省での06 年末の老朽設備の生産能力は1億650万トン、新しい乾式生産設備の生産能力は 5,960万トンだったため、老朽設備が全体の64%を占めていた。山東省での新しい 生産設備の増強が少なかったのは、過去2年間、セメント業界の設備投資が抑制さ れたからだ。山東省では不動産業界の固定資産投資(=設備投資)が産業界全体の 固定資産投資に占める比率が小さく、このため、引き締め政策で調整局面に入り始 めた不動産業界の投資が先行き減少しても、山東省が大きな影響を受ける可能性は 比較的小さいものと思われる。

浙江省では同社による業界再編が進展

浙江省では同社による中小メーカーへの買収で業界再編も急速に進んでおり、08 年4~6月からその効果がセメント価格の上昇として顕著に現れている。浙江省で は既に年初来で4回も値上げが実施されており、毎回トン当たり20~30元の値上 げが実施された。

収益性も08年4~6月期から徐々に改善している。08年下期のセメント需要は 上向くと見られる上、浙江省より収益性が高い湖南省でも業界再編が進むため、下 期の採算は改善が続く見込みだ。

ちなみに、会社側では7月のセメントとクリンカー価格が08年上期に比べ、ト ン当たり30~60元上昇したとしている。石炭価格もトン当たり160~180元上昇し たが、セメント生産に要する単位当たりのコストに直すと、トン当たり25元の上 昇にとどまっており、セメントの採算が改善していることが確認できよう。

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