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【9月16日の中国本土市場】

2014.09.16 17:58

 主要指数はそろって大幅安。上海市場は上海総合指数が前日比1.82%安の2296.55ポイント、A株指数が1.82%安の2404.18ポイントと、3日ぶりに大幅反落。B株指数は4日ぶりに大きく反落し、1.77%安の259.13ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりの大幅反落となり、3.16%安の1319.07ポイント。B株指数は12営業日ぶりに反落し、1.59%安の960.78ポイントだった。両市場の売買代金は概算で4950億元に達し、前日に比べ約22%増加した。

 上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退。後場に入ると一本調子で下げ幅を広げ、本日の安値付近で終了。終値は8営業日ぶりに2300ポイントを割り込んだ。上海市場は8割あまりの銘柄が下落。深セン市場も「創業板」に上場するベンチャー企業を中心に売られ、8割あまりの銘柄が値下がりした。両市場いずれも売買代金が大きく増加。両市場合計で5000億元近くに達し、今年最高を記録。2010年11月中旬以来の水準となった。幅広いセクターで中国を代表する大企業の株価が下落。先週末に発表された8月の経済統計が軒並み市場予想を下回り、昨日の本土市場は政策出動への期待感を背景に堅調だったものの、本日は香港市場の下落や中国経済の成長鈍化を危惧する報道を受け、利益確定売りの動きが広がった。また、中国石油化工(600028.SS)を中心に進められた民間資本誘致の改革がシナジー効果の乏しいものになるという見方から、大型石油株が軟調。経済成長の鈍化にともなう需要の減退への懸念も売りを後押ししたもようだ。

 上海B株市場は幅広い銘柄が売られ、ほぼ全面安。*ST中国紡織機械(900906.SS)がストップ安となり、本日の下落率1位。非流通株の流通化に向けた「股権分置」改革が進展することへの期待感を背景にこのところ堅調だったが、本日は利益確定売りに押された。また、上海市北高新(900902.SS)は筆頭株主からの企業買収計画を受けて上げ幅を積み重ねてきたが、同じく利益確定売りに押され、下落率2位の4.79%安だった。一方、上昇したのはわずか2銘柄だった。

 深センB株市場もほぼ全面安となり、深セン中国自転車(200017.SZ)が下落率1位の4.91%安、海南珠江控股(200505.SZ)が同2位の3.89%安など、このところ堅調だった銘柄が利益確定売りに押された。一方、上昇したのは2銘柄だった。(中国部・千原)

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