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【10月27日の香港市場】

2014.10.27 18:01

 主要指数はそろって下落。ハンセン指数は3営業日続落となり、前営業日比0.68%安の2万3143.23ポイント。H株指数は続落し、0.77%安の1万311.58ポイント。レッドチップ指数は反落し、0.48%安の4381.26ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べて約13%増加し、概算で567億4600万HKドルだった。

 先週末の米国市場は良好な企業決算などを受けて、S&P500種株価指数が上昇。外部環境が一段と改善した。それにもかかわらず、週明けの香港市場は引き続き戻り売りに押される展開。主要指数は朝方に一本調子で下げると、その後はやや持ち直したものの、大引けまでマイナス圏で低迷した。注目の「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)について、先週末に香港交易所(00388)が依然として導入日が未定であることを明らかにした。これが10月末までのスタートを織り込んでいた市場に失望感を与え、投資家心理が悪化。米連邦公開市場委員会(FOMC)前の様子見ムードも重しとなった。

 「滬港通」の月内開始が事実上見送られ、関連銘柄が軟調。恩恵が特に見込まれていた香港交易所は4.70%安と調整し、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。手数料収入の増加期待が萎み、証券セクターが下落。海通証券(06837)が3.02%安、中信証券(06030)が2.73%安、中国銀河証券(06881)が1.20%安と、本土系の大手3社がそろって売られた。申銀万国香港(00218)が8.78%安、国泰君安国際(01788)が4.46%安など本土系の香港企業も大きく下げた。また、「滬港通」の先送り観測は本土では上場していない有名企業の株式にも影響。マカオのカジノ株はカジノ収入のさらなる下振れ懸念も加わり、銀河娯楽(00027)が3.08%安、サンズチャイナ(01928)が2.43%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2、3位。食品大手の康師傅(00322)が2.42%安、衛生用品大手の恒安国際(01044)が1.58%安と、内需関連の代表的銘柄もさえない。

 このほか、石炭最大手の神華能源(01088)が1-9月期の減益決算を受けて1.90%安。金生産大手の紫金砿業(02899)は営業減益となり、2.09%安とさえなかった。原油、マンガン、アルミニウムなど多くの資源を扱う中信資源控股(01205)は通年でも業績悪化が続くとの見通しを明らかにしており、7.62%安と売り込まれた。

 こうしたなか、通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762)が堅調な1-9月期決算を発表し、0.90%高。鉄鋼大手の鞍鋼(00347)は1-9月期で増益に転じたことが好感され、0.96%高としっかり。大幅増益を計上した新華人寿保険(01336)も地合いの悪さに関わらず0.54%高で引けた。(中国部・畦田)
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