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【10月29日の香港市場】

2014.10.29 18:21

 主要指数はいずれも大幅に続伸した。ハンセン指数は前日比1.27%高の2万3819.87ポイント、H株指数は1.66%高の1万724.15ポイント、レッドチップ指数は1.09%高の4491.77ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約18%増加。概算で796億600万HKドルに達し、8営業日ぶりに700億HKドルを超えた。

 米国企業の好決算を背景に、前日のニューヨーク市場ではダウ平均が続伸。良好な外部環境を追い風に、香港市場は昨日に続いて買い戻す動きが先行した。主要指数は大引けまで堅調に推移。ハンセン指数は概ね1カ月前の水準まで回復し、
レッドチップ指数は節目の4500ポイントに接近した。本日も中国企業の1-9月期決算の発表が集中。有力企業の好決算が全体の地合いをさらに押し上げた。また、中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)の採択文の全容が明らかとなり、政策期待が継続した。さらに「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)の導入準備が完了し、中国政府の認可を待つだけと香港証券当局の幹部が発言。民主派デモの収束観測が強まるなど、香港発の好材料も織り込まれた。

 好調な1-9月期決算を手がかりに、保険セクターが上昇。平安保険(02318)は事前予想を上回る増益となり、2.87%高と買われた。生保最大手である中国人寿保険(02628)の決算内容もサプライズとなり、2.23%高。約60%もの大幅増益となった中堅の新華人寿保険(01336)は1.95%高で引けた。好業績を織り込む買いは電力株にもみられ、2ケタ増益の決算内容を明らかにした華電国際電力(01071)は5.26%高と物色された。まもなく決算を発表する大唐国際発電(00991)には先回り買いが膨らみ、5.66%高。良好な地合いのもと、風力発電大手の龍源電力(00916)は減益にもかかわらず業績改善への期待から、4.74%高と値上がりした。

 このほか、マカオのカジノ株に押し目買いが膨らんだ。銀河娯楽(00027)は大手投資銀行によるレーティング引き上げを受けて6.28%高。ライバルのサンズチャイナ(01928)も5.03%高と追随し、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1、2位を占めた。業績改善を見込んだ押し目買いも目立った。鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄(00323)は通年で黒字計上の可能性があると発表。10.71%高と買いが膨らんだ。航空セクターの中国国際航空(00753)は1-9月期で減益率が今上期と比べ縮小し、2.73%高だった。

 一方で自動車大手の広州汽車(02238)がさえず、3.46%の逆行安。7-9月期の純利益は前年同期、前四半期比でいずれも大きく減少し、大手投資銀行も目標株価を引き下げた。農業機械メーカーの第一トラクター(00038)は1-9月期で減益率が拡大したことを受け、1.39%安で引けている。(中国部・畦田)
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