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【11月6日の香港市場】

2014.11.06 18:00

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は4日続落し、前日比0.19%安の2万3649.31ポイント。H株指数は0.50%安の1万568.69ポイント、レッドチップ指数は0.43%安の4449.32ポイントと、いずれも続落した。メインボードの売買代金は前日に比べ約13%減少し、概算で583億2900万HKドルだった。

 前日のニューヨーク市場はダウ平均が続伸し、過去最高値を更新。中間選挙で共和党が勝利し、企業活動の活性化への期待が膨らんだ。良好な外部環境を背景に、ハンセン指数は小高く寄り付いた。だが、欧州中央銀行(ECB)の理事会や米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強く、買いが一巡した後は売りが勢いを増し、前場の中盤で下げに転じた。その後は小幅安で推移。後場の中盤でプラスに切り返す場面もあったが、小幅安で引けた。中国本土系の銘柄を中心に売られたことで、H株指数やレッドチップ指数の下げがやや大きかった。売買代金は8営業日ぶりに600億HKドルを下回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日軟調だった本土系通信株がそろって反発。中国移動(00941.HK)が1.41%高、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が1.23%高となり、上昇率1~2位に並んだ。中国聯合網絡通信(香港)の経営トップが来年の4G(第四世代移動通信)端末の販売に50億元を支出すると発表。1億台の販売を目指す方針で、中国移動の今年度目標の2倍に相当するという。こうした積極展開が評価されたほか、通信会社が共同出資する基地局整備会社の全国展開が概ね完了したことも材料視された。原油相場が反発し、昨日の下落率4位だった中国海洋石油(00883.HK)が、本日は上昇率3位の0.85%高。このほか香港地場系銘柄の一角が堅調だった。一方、聯想集団(00992.HK)が下落率1位の5.10%安。朝方から前日終値付近で小動きだったが、前引け後に発表した14年9月中間決算は20.83%増益だったものの、サプライズを欠いたことから、後場で大きく下げた。また、昨日まで連日で下落率1~2位に並んだマカオのカジノ株が下げ止まらず、サンズチャイナ(01928.HK)が同2位の4.64%安、銀河娯楽(00027.HK)が同3位の3.24%安だった。

 そのほかの銘柄では、昨日の前場で売買を停止した中国外運(00598.HK)が、本日から取引を再開。親会社が絡んだ金融詐欺事件とは無関係との声明を発表したことで買い戻しの動きが広がり、朝方は上昇率が6%を超える場面もあった。だが、事件の全容が不明であることから投資家は慎重な姿勢を崩さず、徐々に上げ幅が縮小し、0.19%安で引けた。また、華能国際電力(00902.HK)は第三者割当増資を発表し、希薄化懸念から4.90%安だった。一方、中国玻璃(03300.HK)も増資を発表したが、国有企業からの出資を受け入れることや割当価格が値引かれなかったことを好感し、10.63%高と急伸した。(中国部・千原)

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