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【12月15日の香港市場】

2014.12.15 18:06

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は前営業日比0.95%安の2万3027.85ポイント、H株指数は0.21%安の1万1212.65ポイントと、3日続落。レッドチップ指数は反落し、1.15%安の4295.06ポイント。メインボードの売買代金は先週末に比べ約11%減少し、概算で686億1800万HKドルだった。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金は先週末に比べ減少し、ネットで約1億9600万元だった。

 先週末のニューヨーク市場は原油相場の下落を嫌気し、ダウ平均が急反落。外部環境の悪化を受け、ハンセン指数は2万3000ポイントを割り込んで寄り付いた。後場はマイナス圏で大台を挟み一進一退となり、かろうじて終値での2万3000ポイント割れは免れた。そのほかの本土系の指数もマイナス圏で推移。H株指数は上海市場の動きを好感し、前場の終盤から下げ幅を縮め、小幅安まで戻した。レッドチップ指数は通信株、不動産株、港湾株が重荷となり、軟調な値動きに終始した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を週内に控え、手控えムードが強く、売買代金は700億HKドルを割り込んだ。ダウ平均先物が軟調に推移したことも、香港市場の地合いを悪化させた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー株が堅調。中国石油天然気(00857.HK)が1.97%高、中国海洋石油(00857.HK)が0.79%高、崑崙能源(00135.HK)が0.42%高となり、上昇率の1~3位に並んだ。また、神華能源(01088.HK)が0.22%高としっかり。一方、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が下落率1位の3.95%安。契約終了後も料金を徴収したり、何の通知もなく滞納顧客をブラックリストに記載したりしているような現状をメディアが報道し、これが売り材料となった。ライバルの中国移動(00941.HK)も1.87%安と連れ安した。バルチック海運指数(BDI)が16日連続で下落していることを嫌気し、港湾株の招商局国際(00144.HK)が下落率2位の2.99%安。本土不動産株も大きく下げ、華潤置地(01109.HK)が同3位の2.31%安、中国海外発展(00688.HK)が同4位の2.17%安だった。

 そのほかでは、西南環保発展(01908.HK)が27.16%高。筆頭株主が75%に上る保有株を廈門建発(600153.SS)に売却すると発表。売却価格が直近終値を約23.28%上回るうえ、廈門建発による資産再編などへの期待も膨らんだもようだ。雅居楽地産(03383.HK)は検察に身柄を拘束されていた経営トップが職務復帰したことを好感し、11.08%高だった。中国航空科技工業(02357.HK)は軍需事業の兄弟会社への出資を見送ったことが嫌気され、5.03%安だった。(中国部・千原)

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