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【2月9日の香港市場】

2015.02.09 17:45

 主要指数はそろって続落。ハンセン指数は前営業日比0.64%安の2万4521.00ポイント、H株指数は0.42%安の1万1647.42ポイント、レッドチップ指数は0.27%安の4536.66ポイント。メインボードの売買代金は先週末に比べ約11%減少し、概算で672億3600万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は、わずか9500万元の買い越しだった。

 先週末のニューヨーク市場は、ギリシャ国債の格下げを受け、ダウ平均が5日ぶりに反落。1月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を上回り、早期利上げへの警戒感も強まった。香港ドルは金利水準が米ドルと連動することから、本日の香港市場は香港地場系の銘柄を中心に売りに押された。香港系の不動産株や銀行株のウエートが大きなハンセン指数は、軟調な値動きに終始。本土系の銘柄も、1月の貿易統計が輸出入いずれも市場予想を大きく下回ったことを嫌気し、概ね小幅安で推移。レッドチップ指数は先週末の終値を挟んで一進一退だったが、取引終了間際に売りに押された。手控えムードが強く、終日取引の売買代金が700億HKドルを下回るのは昨年12月15日以来。

 ハンセン指数の構成銘柄では、14年12月本決算が減収減益となる見通しを発表した中国旺旺(00151.HK)が下落率1位の3.38%安。マカオのカジノ株はいずれも反落し、銀河娯楽(00027.HK)が同2位の2.90%安、サンズチャイナ(01928.HK)が0.39%安。中国本土住民の海外での賭博に打撃を与えると、中国本土の公安部治安管理局の副局長が発言し、これが嫌気された。このほか本土系銀行株や香港系不動産株が幅広く売られた。本土系不動産株はまちまち。先週末の下落率1位だった中国海外発展(00688.HK)は反発し、本日は上昇率2位の2.39%高。一方、華潤置地(01109.HK)は1.71%安だった。

 そのほかの銘柄では、約1週ぶりに売買を再開した融創中国(01918.HK)が3.60%高。経営危機にある佳兆業集団(01638.HK)の株式を買収し、筆頭株主となる計画を発表。これにより華南地域の主要都市に進出できることが、ポジティブに評価された。一方の佳兆業集団は融創中国からの支援を受けられる見込みであることから急伸し、17.61%高だった。また、中国海外宏洋(00081.HK)が5.06%安、浪潮国際(00596.HK)が1.78%安。いずれも14年12月本決算が大幅減益となる見通しを明らかにしており、これが嫌気された。(中国部・千原)

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