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パークソン、15年1-3月期決算は大幅減益見通し

2015.04.01 11:13

 パークソン(03368.HK)は3月31日、2015年1-3月期決算の利益が前年同期比で大幅に減少する見通し(未監査)を明らかにした。パークソンの店舗が入居している北京市朝陽区のショッピングモール「美羅城購物中心」のオーナーとの間で賃貸契約をめぐり争い、中国国際経済貿易仲裁委員会が同社敗訴の裁決を下したことが原因。パークソンが1億4000万元をオーナーに支払うよう命じられたという。

 パークソンによると、同社はショッピングモールの1~4階を賃借することで2006年9月に契約。だが、2012年からオーナーが一方的に売場面積の縮小や契約解除を要求してきた。その一方でオーナーは売場のエアコンを止めたり、ショッピングモールの入り口を封鎖するなど、営業妨害を行っていた。これにより顧客が減少したと説明している。

 2012年12月にはパークソンに対して30日以内に退去するよう通告。これを受けパークソンは賃貸契約の継続やショッピングモール周辺のバリケード解除を求めて、中国国際経済貿易仲裁委員会に訴えていた。

 今回の敗訴の採決を受け、パークソンは裁判所に上訴することも検討しているという。

 今回の情報開示のため、同社株は2015年3月30日14時2分(日本時間)に売買停止となったが、2015年4月1日に取引を再開した。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/03/31)

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