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【4月13日の中国本土市場】

2015.04.13 17:36

 主要指数はいずれも大幅高。上海市場は上海総合指数が前営業比2.16%高の4121.71ポイント、A株指数が2.14%高の4318.56ポイントと、大幅に続伸。B株指数は大幅に8日続伸し、9.02%高の378.16ポイント。深セン市場はA株指数が続伸し、1.77%高の2287.72ポイント。B株指数は大幅に3日続伸し、6.52%高の1356.16ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約15%増加し、概算で1兆4205億元に上った。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は12億600万元の買い越しとなり、消化率は10%だった。

 上海総合指数は高く寄り付き、じりじりと上げ幅を拡大。後場寄りで4100ポイントを抜き、本日の高値圏で引けた。約7年1カ月ぶりに終値で4100ポイントを回復した。商いは引き続き活発で、両市場の売買代金は10営業日連続で1兆元を超過。「滬股通」は4日営業日ぶりに買い越しに転じた。上海市場は全体の8割近くの銘柄が上昇。深セン市場も上昇銘柄が7割近くに上った。

 上海A株市場では鉄道関連株が買われ、中国南車'A'(601766.SS)、中国北車'A'(601299.SS)、中国中鉄'A'(601390.SS)、太原重工(600169.SS)がストップ高。11日に開かれた国務院常務会議で、中西部を重点に大型鉄道建設プロジェクトを加速する方針が示され、これが材料視された。招商銀行'A'(600036.SS)が従業員持ち株制度の導入を好感し、ストップ高となった。科力遠新エナジー(600478.SS)は14年12月本決算で赤字に転落したものの、株式分割(無償交付)を実施することがサプライズとなり、ストップ高となった。

 上海B株市場は先週末に続いて取引銘柄がすべてストップ高。上海B株指数の日中足は、ストップ高水準での水平線と化した。深センB株市場は全銘柄が大幅高。いくつかの銘柄がストップ高に達しなかったものの、上昇率が最も小さかった無錫威孚高科技(200581.SZ)でさえ7.23%高だった。深センB株指数の日中足も、ほぼ真一文字となった。B株市場の存在意義が薄れるなか、売買停止銘柄が増えており、うち一部はB株をA株やH株に転換する改革案を計画しているもよう。こうした改革への期待のほか、B株の株価がA株に比べ割安水準で放置されていることなどが、連日のB株の大幅高につながったもようだ。(中国部・千原)

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