中国株ニュース 詳細

【7月1日の中国本土市場】

2015.07.01 17:21

 主要指数はいずれも急反落。上海市場は上海総合指数が前日比5.22%安の4053.69ポイント、A株指数が5.22%安の4245.66ポイント、B株指数が4.47%安の412.50ポイントだった。深セン市場もA株指数が4.80%安の2453.60ポイント、B株指数が2.09%安の1431.64ポイント。両市場の売買代金は前日比で約8%減少し、概算で1兆5292億元。なお、本日も「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は休みだった。

 上海総合指数は安くスタートするも、前場の半ばでは持ち直し、4300ポイントを回復する場面もみられた。政府のPKO(株価維持政策)をめぐる期待感に加え、6月のCFLP製造業PMIが引き続き景気判断の目安である50を上回ったことなどが材料視された。しかし、後場の半ばから地合いが一変し、上海総合指数は一本調子で下落。昨日の急反発で取り戻した分を再び失った。戻り売りが膨らんだ背景として、◆IPO(新規公開)の募集シーズンの到来を控え、需給懸念が再燃、◆ギリシャのデフォルトによるユーロ圏の先行き不透明感、◆印紙税の引き下げ、IPO延期を含む具体策の発表がなく、PKOをめぐる個人投資家の失望感が拡大、◆機関投資家の指数先物を利用した空売りのうわさ、◆個人の高レバレッジ取引の巻き戻し加速―――などが挙げられる。

 両市場で約7割半の銘柄が調整。証券市場の動揺から金融セクターが大きく売られた。国金証券(600109)と南京銀行(601009)がストップ安に沈み、新華人寿保険'A'(601336)が7.09%安、中国建設銀行'A'(601939)が5.71%安、中国工商銀行'A'(601398)が2.65%安。「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想の関連銘柄も戻り売りが膨らみ、中鉄二局(600528)がストップ安、中国交通建設'A'(601800)が9.79%安、中国中車'A'(601766)が6.91%安、宝山鋼鉄(600019)が4.34%安。ギリシャのデフォルトを受け、中国・欧州間の貿易低迷が警戒された。天津港(600717)が8.53%安、海信電器(600060)が8.82%安など、海運・港湾大手や輸出も手がける家電メーカが低迷している。

 B株市場もA株急反落の影響を受け、多くの銘柄が反落。上海B株では地場系の製造セクターが売り込まれ、双銭(900909)と上海海立集団(900910)がストップ安、上工申貝(900924)が8.78%安、上海耀皮玻璃(900918)が7.48%安。一方でリスク回避から水処理業者の上海陽晨投資(900935)がストップ高となった。深セン市場でも戻り売りが膨らみ、値上がりは2銘柄にとどまった。(中国部・畦田)
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