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【7月6日の香港市場】

2015.07.06 18:09

 主要指数はいずれも大幅続落となり、ハンセン指数は前営業日比3.17%安の2万5236.28ポイントだった。H株指数は2.99%安の1万2231.43ポイント、レッドチップ指数は4.89%安の4541.58ポイントと、いずれも3日続落。メインボードの売買代金は先週末に比べて約4割も増加。概算で2127億700万HKドルに達し、今年6月以降、初めて2000億HKドルを超えた。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は引き続き売り越しとなり、売越額は14億5700万元に増加した。

 前日に投開票されたギリシャの国民投票は反緊縮派が予想外の圧勝となった。これにより、債権団との関係悪化が決定的となり、ギリシャのユーロ離脱リスクが急上昇。週明けの主要国市場は一段とリスクオフに傾き、香港株もこの流れに巻き込まれた。さらに中国政府が数多くのPKO(株価維持策)を打ち出したにもかかわらず、本日のA株市場では引き続き個人投資家の売り圧力が顕在化した。A株の先行き不透明感も消えず、これも香港株の重しになった。前場のハンセン指数は一本調子で下落し、後場では2万5000ポイントの大台すら割り込む場面がみられた。最終的に上海総合指数が反発したことを手がかりに、ハンセン指数も終値ベースでは2万5000ポイントを確保。それでも下落幅は800ポイントを大きく超えた。

 香港株の調整が長引くとの警戒感から、香港交易所(00388.HK)が9.54%安。ハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。国盛投資(01227.HK)が30.68%安、鼎立資本(00356.HK)が24.26%安、英皇証券(00717.HK)が17.28%安など、香港地場系の投資会社などが急落。世界的なリスクオフにともない、本土系金融株も大幅に続落した。A・H重複上場株をみると、反発したA株を尻目に、海通証券(06837.HK)が15.23%安、華泰証券(06886.HK)が12.00%安、中国銀行(03988.HK)が3.42%安、中国人寿保険(02628.HK)が2.17%安など、H株は軒並み下落。このほか、本土系不動産株も大きく売られ、華潤置地(01109.HK)が6.70%安、中国海外発展(00688.HK)が5.74%安。大手の万達商業地産(03699.HK)は好調な販売実績も材料視されず、7.71%安で大引け。同社と事業提携する住宅販売大手の万科企業(02202.HK)は、A株自社株買いで急反発したA株に支えられ、0.32%安と下げ幅は限られた。

 ギリシャ問題のユーロ圏全体への波及が警戒され、外需関連株が軒並み急落した。廈門国際港務(03378.HK)が16.17%安、大連港(02880.HK)が9.09%安、青島港国際(06198.HK)が6.78%安など、大手港湾株が急落。聯想集団(00992.HK)はスマートフォンの販売が国内外で伸び悩んでいることを受け、6.21%安に沈んだ。(中国部・畦田)

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