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中大国際、香港証取が重役を公開譴責

2015.07.22 11:36

 香港証券取引所は21日、中大国際(00909.HK)の徐連国・執行董事(執行取締役)に対する公開譴責・批判処分を発表した。上場規則に定められた取締役としての誓約に何度も違反したことが原因。徐執行董事の留任は投資家の利益を損なうことであると、香港証取は批判。徐執行董事が別の上場企業の取締役に就任しようとする際は、これまでの違反行為を考慮して検討するという。

 徐執行董事は2000年9月28日に中大国際の執行董事に就任し、2011年8月31日まで同社の主席を務めていた。2011年9月1日からは職務一時停止となっている。

 香港証取によると、徐執行董事は2011年6月14日に董事会(取締役会)の同意を経ずに子会社の銀行口座にあった資金1億5000万元を勝手に動かした。これについて徐執行董事は理に適った信用できる説明を行っていない。

 徐執行董事は一部の子会社の財務資料を中大国際に提供せず、これにより2011年12月本決算以降の業績が発表できない状況にある。

 徐執行董事は2011年7月に取締役会が関知しない状況下で、関連会社の株式20%を勝手に売却。この件は2013年5月30日に発覚したもので、情報開示や株主総会の承認を経ていなかった。

 これらの件について香港証取は徐執行董事に再三にわたって問い合わせていたが、調査協力を得ることができなかったという。

 同社株は2011年9月5日から売買停止となっている。

(同件につきましては、2015年2月3日付「横領事件で敗訴の前主席が上訴」、2015年1月6日付「前主席を相手の裁判で勝訴」、2014年10月21日付「14年6月中間決算の発表スケジュール」、2014年9月2日付「決算発表がさらに遅延」、2014年7月23日付「決算発表がさらに遅延」、2014年3月3日付「決算発表スケジュールを公表」、2013年12月16日付「中国本土の企業を連結財務諸表から除外」、2012年11月2日付「売買再開の条件を香港証取が明示」、2012年3月7日付「前主席の横領容疑で公安当局が調査」をご参照ください)
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/07/21)

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