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【8月27日の香港市場】

2015.08.27 18:19

 主要指数はいずれも急反発し、ハンセン指数は前日比3.59%高の2万1838.54ポイント。H株指数は実に10営業日ぶりの上昇で、4.62%高の9863.61ポイント。レッドチップ指数も9日ぶりに反発し、5.93%高の4025.64ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約12%増加し、概算で1224億3400万HKドルだった。「港股通」(上海経由の香港株投資)は久しぶりに買い越しとなり、2億500万元の買越額を計上した。

 ニューヨーク連銀総裁の発言を受けて9月利上げの観測がさらに後退すると、前日の米国市場ではダウ平均が7営業日ぶりに大幅反発。中国の追加金融緩和に米国株の久しぶりの反発が加わり、世界的なリスクオフがようやく一服した。これにより、本日の香港市場では買い戻す動きが拡大。主要指数は高く寄り付くと、その後も堅調に推移。そして上海総合指数の急騰に追随し、大引けにかけて上げ幅を広げた。

 このところきつく下げてきたエネルギー・資源株に買いが入った。中国海洋石油(00883)は大幅減益の中間決算を発表したが、市場予想ほどは悪くなく、悪材料出尽くしの買いが殺到。14.39%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。足元の業績改善の傾向がようやく織り込まれ、航空株が急反発。中国東方航空(00670)が11.95%高、中国南方航空(01055)が10.06%高、中国国際航空(00753)が8.10%高と、大手3社が動意付いた。また、ITセクターの主力銘柄も買い戻された。中興通訊(00763)は大幅増益の中間決算で値ごろ感が鮮明になり、17.22%高。テンセント(00700)は米系大手投資銀行による買い推奨を手がかりに、2.79%高となった。

 さらに、金融セクターが上昇し、全体の地合い改善につながった。特に保険株は足元の堅調な業績動向が好感され、中国人寿保険(02628)が大幅増益の中間決算を手がかりに10.38%高。新華人寿保険(01336)も9.87%高と買い戻された。中国の強力な金融緩和を追い風に、不動産株が急反発。華潤置地(01109)が10.51%高、中国海外発展(00688)が7.90%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率上位に入った。商業不動産最大手の万達商業地産(03699)は来月にもA株上場を申請すると経営幹部が発言し、7.98%高と買い進まれた。

 一方で金相場の下落を警戒し、金鉱株の一角が軟調。個別では乳業大手の蒙牛乳業(02319)が3.02%安に沈み、ハンセン指数構成銘柄で唯一下落した。中間決算で小幅ながらも減収に後退し、これがネガティブサプライズになった。(中国部・畦田)
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