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【10月2日の香港市場】

2015.10.02 18:11

 祝日明けの香港市場は、主要指数はいずれも大幅続伸。ハンセン指数は前営業日比3.16%高の2万1506.09ポイント、H株指数は2.98%高の9686.64ポイント、レッドチップ指数は3.59%高の4042.10ポイント。メインボードの売買代金は祝日前に比べ約7%増加し、概算で909億5300万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は中国本土の国慶節連休にともない10月7日まで停止し、8日から再開する予定。

 祝日の10月1日に発表された9月のCFLP製造業PMIは49.8で、前月比で0.1ポイント上昇し、市場予想を上回った。中国の景況感がやや改善したほか、政策への期待感も高まり、ハンセン指数は始値を2万1000ポイントに乗せた。幅広い銘柄が買われ、主要指数は前場にかけて上げ幅を拡大。後場も安定的に推移し、本日の高値圏で引けた。ハンセン指数は3営業日ぶりに終値で2万1000ポイントを回復。売買代金は5営業日ぶりに900億HKドルを超えた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、祝日前の下落率1~2位だったマカオのカジノ株がそろって反発。銀河娯楽(00027)が上昇率1位の10.15%高、サンズチャイナ(01928)が同6位の6.22%高だった。前日に発表されたマカオのカジノ収益は前年同月比で33%減となり、金額も今年最低を記録した。だが、中央政府の駐マカオ連絡事務所の主任が、カジノ産業と関連のある多くのマカオ経済支援策が打ち出される見込みと発言。さらにマカオ政府の陸地と海域の管轄範囲も拡大する方針も明らかにし、これが材料視された。

 住宅ローン規制の緩和策を受け、本土系不動産株も大幅高となり、華潤置地(01109)が上昇率2位の8.70%高、中国海外発展(00688)が同3位の6.83%高。住宅購入制限を実施していない都市を対象に、初めての住宅購入にともなう住宅ローンについて、頭金比率を当初の30%から25%に引き下げると、中国人民銀行(中央銀行)などが発表し、これが材料視された。

 また、テンセント(00700)が4.79%高。韓国のIT大手カカオや国民銀行などと共同で、同国でのインターネット銀行設立を申請するとのニュースが伝わり、これが材料視された。このほか本土系の石油株や銀行株などが幅広く買われた。ただ、米国の利上げへの警戒感もあり、香港系の銘柄が小幅高にとどまったり、下落したりした。利豊(00494)は大口顧客の米ウォルマートの大規模人員削減を嫌気し、下落率1位の1.52%安だった。

 このほかでは自動車株が大幅高。排気量1.6リッター以下の乗用車に対する購入時の優遇税制が引き続き材料視された。中国ブランド車メーカーでは長城汽車(02333)が13.08%高、吉利汽車(00175)が4.60%高。中外合弁事業を中心とするメーカーでは広州汽車(02238)が5.58%高、東風汽車集団(00489)が4.04%高だった。電気自動車が強みのBYD(01211)は4.65%高だった。

 また、インドネシアのジャワ島での高速鉄道建設で、中国案が採用されることを材料に、関連銘柄が堅調。中国鉄建(01186)が6.15%高、中国交通建設(01800)が5.56%高、中国中車(01766)が4.48%高、中国中鉄(00390)が2.70%高だった。(中国部・千原)
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