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【11月13日の中国本土市場】

2015.11.13 17:08

 主要指数は上海B株を除いていずれも下落。上海市場は上海総合指数が前日比1.43%安の3580.83ポイント、A株指数が1.43%安の3749.88ポイントと、続落した。B株指数は小幅に9日続伸し、0.04%高の377.25ポイント。深セン市場はA株指数が8日ぶりに大きく下げ、2.39%安の2307.92ポイント。B株指数は小幅に続落し、0.34%安の1193.10ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約8%減少し、概算で1兆1380億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなったが、売越額は1000万元にとどまった。

 上海総合指数は低く寄り付き、マイナス圏での値動きに終始。節目の3600ポイントを挟んで一進一退となったが、5日ぶりに終値で大台を割り込んだ。上海市場は全体の6割半の銘柄が下落した。深セン市場の下落銘柄は全体の7割に上った。原油相場の下落を背景に、前日のニューヨーク市場でダウ平均が大幅続落となり、中国本土市場の投資家心理にも影響を及ぼしたもようだ。売買代金は7日連続で1兆元を上回った。

 上海A株市場は本日も主力の銀行株、石油株、保険株が軒並み売られた。売買代金や信用取引残高が増加傾向にあるが、証券株はまちまち。こうしたなか電力株が堅調。明星電力(600101.SS)がストップ高だったほか、桂東電力【売付のみ】(600310.SS)が4.72%高。電力体制改革をめぐる政府文書を作成中と当局者が発言し、これが材料視された。また、昨日に続いて新エネルギー車の関連銘柄が堅調だった。

 上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が下落したが、時価総額の大きな上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が3.57%高となったうえ、上海中毅達(900906.SS)が4日連続のストップ高だったことから、上海B株指数はわずかに上昇した。一方、A株を上場していない純粋B株の下げが目立った。深センB株市場も全体の7割近くの銘柄が下落した。(中国部・千原)

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